ICU、ルーテル学院大学学園祭に参加

学園祭の季節になった。今日は、地元の大学であるICUとルーテル学院大学の学園祭に足を運んだ。

特にICUではこの学園祭の時期でないと見学できない建築があるため、また、そうした建築を見学するツアーもあることから参加した。また、ルーテル学院大学はチャペル内で吹奏楽のコンサートがあり、音響がどのような感じか確かめたかったこともあり、コンサートに参加した。

ルーテル学院大学は村野藤吾氏の設計であり、特にこのチャペルはこの大学の中心となる空間である。その中で初めて吹奏楽を聴くことができたが、音響はよいとは言えないまでも、悪くはなかった。多分、天井高さが高いため、特別な音響設計は施されてはいないものの、音がかなり拡散され集中することがないため、聴きずらい音響空間にはなっていなかった。

ICUでは、以前から入ることができなかったアントニン・レーモンド設計の図書館内部を見学できた。但し、ワンフロアのみ。外観はフリーズソレイユなどの工夫があり、興味深いが、内部は基本的に1階ワンフロアの伽藍堂、特別なデザインはなされていなかった。また、最近竣工した隈研吾設計の体育館を見学できた。最も見学したかったのは泰山荘と言われる茶室付き別荘群であったが、こちらのツアーは残念ながら締め切られていた。

学園祭はその大学を知る絶好の機会であり、今回地元の大学ということもあり、地域の遺産、資産を発見する機会にもなった。明日も出かける予定でいる。

*ルーテル学院大学チャペル内にはいわゆる「5つのソラ」(神学を要約したラテン語)の中の3つが記されていた。

Sola Fide :信仰のみ
Sola Gratia :恵みのみ
Sola Scriptura :聖書のみ

ポルトガル語だと"Sola" は"So"である。

by kurarc | 2019-11-03 21:45 | 三鷹-Mitaka