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アナ・マリア・ヨペックの世界

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今晩は久しぶりにブルーノート東京を訪れた。アナ・マリア・ヨペックのライブを聴くためである。最近、ブルーノート東京に行くのは彼女のライブのときだけになっている。会場にはピーター・バラガン氏も訪れていた。

彼女の音楽を聴き始めて7年近くが過ぎているが、その魅力は深まるばかりである。今日のライブも、その演奏の精度は並並ならぬものがあった。完璧と思われるパフォーマンスなのである。

今回のライブは、彼女のバックを支えるミュージシャンの力量にも驚かされた。それぞれのミュージシャンが複数の楽器を完璧に操っていた。ピアノのクシシュトフ・ヘルジンは、フルートやカリンバまで演奏していた。ギターのピョートル・ナザルクは、ポーランドの伝統楽器(縦笛で尺八のような音色ほか)を見事にこなしていた。ヨペックを含め4人による演奏だが、4人の音楽とは思えない豊穣な音楽を奏でていた。

民族音楽を取り上げ、演奏しているにも関わらず、それを同時代の音に還元している。モダンな音楽なのである。日本にはこうしたミュージシャンは思い当たらない。日本では民族音楽は民族音楽としてしか演奏されないのが常である。彼女の音楽は、JAZZと民族音楽が現代の音として再現されている。彼女の世界はこれからどこに行くのだろう?またの来日を待ちわびたい。

by kurarc | 2019-11-04 23:18 | music