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『はじめてのアメリカ音楽史』 黒人の方へ

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アメリカ、日本とは切っても切れない関係の深い国である。その国に対して、わたしは今まで特別に興味を持つことはなかった。欧米といっても興味の主体はヨーロッパであり、専門の建築にしても、アメリカのミース、カーンやライトといった建築家たちの仕事はいつか見学したいと思っているが、いまだに果たせていない。(ミースはベルリンやバルセロナで、カーンはインドで見学できたが)

そうしたわたしのアメリカ観をすっかり変えてくれたのは、アメリカ音楽である。ジャズに最近深入りしているが、こうした音楽を理解するためには当たり前のことだが、アメリカの文化、特に、黒人たちの文化を知らずには何も語れないことに今さら気づかされた。

ちょうど、アメリカ音楽を学習しながら、アメリカの黒人たちの文化を知ることができる新書『はじめてのアメリカ音楽史』(ジェームズ・M・バーダマン、里中哲彦共著、ちくま新書)に出会った。読みはじめたばかりだが、アメリカの歴史と音楽がパラレルに理解できるようになっている良書である。各章の最後にオススメのCDの紹介もあり、理解を助けてくれる。黒人たちのことを今までなぜ学習しなかったのか、悔やまれる。

来年は、黒人たちの文化を踏まえ、アメリカとそのルーツとなるアフリカ(およびカリブ諸国)へ視野を広げて、学習していきたい。もちろん、彼らの音楽や文化も。

by kurarc | 2019-12-01 20:13 | books