病院のプランについて  編集可能なプランへ

新型コロナウイルスが感染指定病院だけでなく、一般病棟までを巻き込みはじめた。こうした状況の中で、病院のプランについて再考することが早急に求められる。

感染病棟をもつ病院で、独立した棟になっていること、かつ、その病棟までの動線が自立していれば、大きな問題は起きないと思われるが、こうした動線を一般病棟のなかにつくられるように再編しなくてはならない事態がおきているのである。

つまり、今後、一般病棟を設計するような場合でも、様々な動線を組み替えられるような病院のプランが必要になってくるということだろう。このようなプランをつくる上で、頭に思い浮かんだのは、昨年訪れた金沢21世紀美術館のプランである。

こちらは美術館であるが、その企画展示ごとに、美術館内に様々な経路を組み替えられ、動線を用意できるプランになっている。こうした建築の考え方を病院設計の中に組み込み、現在のような非常事態に備えることが必要である。エントランスについても、2〜3通りの組み替えができるようにしなければならないだろう。

こうしたプランをつくるためには、病院の敷地に余裕がなければできない。病院の立地の選定も重要になってくると思われる。われわれ建築を専門とするものにとっては、この事態のなか、このくらいの提言しかできそうもない。

by kurarc | 2020-04-05 17:40 | 建築活動記録