" reshape" への道

『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』の著者であるユヴァル・ノア・ハラリ氏のインタビュー番組を見ていて、その英語をすべて理解できなかったが、気になった言葉が ” reshape ”という英単語であった。

未曾有の危機に突入した現在、最も深刻なのは、生活の基盤の瓦解であろう。飲食店は休業を余儀なくされ、ミュージシャンたちは演奏する場を奪われる等々、生活を支えることができなくなっているのである。

こうした状態を受け、我々は生きるための新しい方策を考えなくてはならなくなることは目に見えている。そのキーワードの一つが” reshape ”なのではないか、ハラリ氏のインタビューを聞き、そう感じられた。

それでは、” reshape ”とはなにか?日本語にすれば、「つくりかえること」、「新しい形に組み替える」ことである。例えば、それを職業で考えてみよう。われわれは普通一つの職業に固執している。飲食店の経営者が困るのは、その一つ職業で勝負しているからである。一つの道を歩いて行き、その道が分断された状態、閉鎖された状態が今日の状況であろう。

それでは、仮に、同時に複数の道を歩くことを想像してみてはどうか?一つの道がだめであれば、もう一方の道から打開策を探っていく。端的にいえば、リスクマネージメントなのだが、こうした困難な時代に、我々は複数の道を同時に歩くような戦略が求められているのかもしれない。それが、各仕事の分野でどのようなことになるのか、それは各分野の方々が知恵を絞って考えるしかない。

by kurarc | 2020-04-17 14:44 | 建築活動記録