笑うネズミ

私鉄やメトロにおいてあるフリーペーパーは必ずといってよいほど手に取ることにしている。いつもためになる内容とは限らないが、偶然に手に取るものでありながら、偶然とは思えない出会いもあるからである。

現在、『SALAS』の最後に連載されている佐治晴夫さん(理論物理学者)のコラム欄から、宇宙についての本を手に取るきっかけをつかんだし、その内容にも魅了された。今日、手に取った『メトロミニッツ』には、「笑い」に関する特集が組まれていて、ネズミ(ラット)やチンパンジーも笑う、ということが特集されていた。ラットの笑いは、ラットが遊ぶときに発する超音波が笑いではないかと考えられているという。

人の笑いとチンパンジーの笑いの違いは、人は大勢で笑いを共有できるが、チンパンジーはあくまで2頭どうしでの遊び笑いだということ、外界のモノやコトに関心を寄せて笑うことはないということ。チンパンジーは大人になると集団内での社会的行動に忙しくなり、笑わなくなるが、人は大人になっても相変わらず笑っていること。

また、笑いには大声で笑う「laugh」と微笑みの「smile」の2種類があるが、「smail」の起源は、「グリマス」と言われていて、強い相手に恐怖や服従を示す表情であるという。人の場合、上下関係に関わらず敵意がないことや、親愛の情を示す表情に変化したということらしい。

笑いは人だけのものではなかったのだ。フリーペーパーからの情報もばかにならない。

by kurarc | 2020-06-23 20:35 | nature(自然)