ジュリアン・ブリーム 逝去

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イギリスのクラシック・ギタリスト、ジュリアン・ブリームが14日に逝去された。

ジュリアン・ブリームは、わたしの最も敬愛するクラシック・ギタリストであり、大変残念である。高校時代、彼のバッハの演奏(特にリュート組曲)をレコードで聴き、その完璧な演奏に聴き入った。彼の演奏にどれほど励ましをもらったかわからない。わたしは所有していたレコードのほとんどを売却してしまったが、4枚のみ残しておいた。その一枚はブリームのバッハである。(バッハ リュート組曲No.1、No.2)

このレコードはCDのものも所有していて、今でも年に2、3回は思い出したように聴くことがあるが、高校時代に聴いたときの感動は今でもかわらない。高校時代、楽譜も買い、毎日のように練習した。特にNo.1のGigue(ジーグ)、No.2のPreludeが好きで、Preludeだけは暗譜をした。

ブリームの演奏は一度、コンサートに足を運んだ。彼の演奏は、左手と右手のバランスが優れているように思う。特に彼の左手の正確な運指運びに驚愕した。バッハの演奏は、運指が非常に複雑であり、ミスタッチしやすいが、彼の左手の動きは完璧であり、正確な運指を形作る速度が、普通のギタリストより素早い気がする。つまり、右手で弦を爪弾くときに、確実に左手の運指が固まっているため、演奏速度にも余裕が生まれ、リズムがぶれることがないのである。

幸い、最近はYou tubeで彼の生の演奏を見、聴くことができる。現在、クラシックギターを弾くことはほとんどなくなったが、彼の音楽はわたしの中で一生消えることはない。

合掌

by kurarc | 2020-08-15 22:58 | music(音楽)