日常の中のデザイン26 ショートパスタのかたち

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日常の中には様々なかたちが存在する。目の前に見えるものはすべてかたちをもつ。それぞれ機能があるもの、ないもの様々であるが、例えば、イタリア料理に登場するパスタ、特にショートパスタの形態は興味深い。

そもそもなぜこのようなかたちになったのか、説明できるもの、説明不可能なものなどありそうだ。ソースにからみやすい、詰め物をするため等etc. 理由のひとつだが、何十というかたちをみていくと説明不可能のものの方が多い気がする。貝殻やカタツムリ、蝶のかたちなどどう説明がつくのか?ネット上でもそのかたちの由来については日本語で読めるものは見当たらない。しかし、イタリアのことであるから、何かかたちの由来(物語)はあるのかもしれない。

感心するのは、こうしたかたちを生み出していくイタリア人の感性である。彼らの感性には食事という日常をかたちを通して楽しくしようとする力が感じられる。建築家でいうと、カルロ・スカルパを思い浮かべる。彼の建築はかたちの音楽のようなところがある。

日常を問い直すことが求められている昨今、イタリア人の感性を身につけたい、と思う。

by kurarc | 2020-09-21 09:20 | design(デザイン)