文具のデザイン

某文具メーカーのコンペティションに本日、作品を応募した。

建築以外のプロダクトデザインを始めたのは、2008年からである。最初にある家具メーカと照明器具メーカのコンペティションに応募したが、どちらも入賞でき、家具メーカーの方は商品化までされた。出発は順調だったのだが、2015年あたりから、家具以外のプロダクトデザイン、たとえば、画鋲やグラスなどのデザイン、あるいは民芸品のデザインなども行なったが、良い結果は得られなかった。

今回の応募作品は、明快なかたちとコンセプトにまとめあげることができ、自分では、ここ5年間のなかでは、最も満足したデザインができたように思っている。文具という枠にとらわれることなく、その領域を超えるような概念の文具がデザインできたことも収穫であった。

デザインをスケッチしはじめてから、当初とはまったく異なるかたちに収束されていったのは、なかなかスリリングでもあった。また、色彩も多用した。建築もそうだが、スケッチしながらかたち(建築でいえば、プランや立面、断面など)を模索しているときが最も楽しい。かたちが決まれば、あとはプレゼンテーションだけで、これは、自分がやらなくてもよいことなのだが、わたしの場合は、すべて一人で模型をつくり、写真を撮影し、ドローイングにまとめていく。この作業もおもしろいが、体力と持久力のいる作業となる。

自分がよいと思って作品を提出しても、審査員の琴線に触れなければどうしようもない。また、わたしより優れた作品が多ければ、取り上げられることもないだろう。そのあたりがどうなるのか、まずは、一次審査の結果を待つしかない。



by kurarc | 2020-09-28 19:29 | design(デザイン)