ホルスト作曲『吹奏楽のための第1、第2組曲』

You tubeでだが、久しぶりに吹奏楽を楽しんだ。ホルスト作曲『吹奏楽のための第1、第2組曲』である。吹奏楽の名曲である。特に、第1組曲がよい。第2組曲もよいが、小曲の集合になっていて、多彩な曲は楽しめるが、その分、曲の長さが短く、少し散漫な気がする。

吹奏楽団にかつて入って、拙いながらトランペットのパートで演奏を楽しんでいたが、その時感じたのは、吹奏楽には吹奏楽に適した曲がある、ということであった。最近、歌謡曲やらポップス、ジャズ・スタンダードなどを吹奏楽にアレンジした楽譜が山ほど販売されている。それも、ごく少数の作曲家によるものだ。中にはよいアレンジもあるが、その大半は陳腐なアレンジであり、演奏する気にはならないものが多い。当たり前のことだが、もともと吹奏楽のために作曲されたものでないため、いくらアレンジでごまかそうとしても、ごまかしきれないのである。

それに比べると、ホルストの作曲がいかに優れたものであるのかは、一瞬聴いただけでわかる。この曲であれば、誰もが演奏したいと思うのである。どんな陳腐な曲にも、練習にはそれなりの時間を要する。その時間は正直、無駄でしかない。演奏すべき曲の選定は重要である。それは、いわば仕事でも同じでことではないだろうか。良質の仕事ができるに越したことはないのである。

by kurarc | 2020-10-29 21:39 | music(音楽)