ラヴェル 「左手のためのピアノ協奏曲」

クラシック音楽を頻繁に聴く方ではないが、ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」は、ジャズ・トランペッターのマイルズ・ディヴィスが、「Kind of Blue」というアルバムを製作している時、研究のために聴いていたということを知り、聴きたくなった。

Youtubeでいくつかの演奏を楽しむことができるが、左手だけの超絶技巧が要求される曲で、その演奏を見ているだけでも楽しめるし、かつ、音楽もすばらしい。特に、ピアノとオーケストラ(特に管楽器とのバランス)とのバランスが見事である。

もともとこの曲は、哲学者ウィトゲンシュタインの兄、パウル・ウィトゲンシュタインのためにラヴェルが作曲したものである。しかし、パウル・ウィトゲンシュタインは初演時、この曲を勝手に変更し、演奏したらしく、ラヴェルとはその後、仲違いをするはめになったようである。(Wikipediaより)

わたしが聴いたライブ演奏は、ドイツの音大生の卒業試験コンサートで、そのレベル高さに驚かされた。左手のみの演奏であるから、必然的に5音の和音が最大の音数となるわけだが、音数が少ないだけに、ピアノ音を一音一音クリアーに響かせる技術が必要であり、ミスは演奏上、致命的になることは明らかである。

最近聴いたクラシック曲のなかでは、この曲が最も興味をひいた。年末から正月にかけて、ラヴェルの曲を逍遥してみようと思っている。


by kurarc | 2020-12-24 22:52 | music(音楽)