『ポルトガルのポルトガル語』(内藤理佳著)通読

『ポルトガルのポルトガル語』(内藤理佳著)通読_b0074416_16461097.jpg

内藤理佳著の『ポルトガルのポルトガル語』を一気に通読。ポルトガルのポルトガル語の入門書といったレベルである。多分、ポルトガル語学科の1年生がこのテキストを使用するレベルではないだろうか。

必要最小限の文法事項と簡潔な例文がコンパクトにまとめられ、使いやすいテキストとなっている。わたしがポルトガル語の学習をはじめた25年ほど前にこうしたテキストがあれば、もっと楽に学習できたかもしれない。

ポルトガル語の最近の大きな動向を取り上げるとすれば、2015年、新正書法が施行された。ポルトガルのポルトガル語とブラジルのポルトガル語の表記の仕方を統一したのである。アルファベットのk 、w、yが追加されたり、アクセント記号が省略されたり、大文字で書くことになっていた単語が小文字でよくなったりと、わたしが学習していた頃とスペルの表記の仕方が変わった箇所がいくつか出てきた。

わたしには小さな変化に思えるが、ポルトガルとブラジルではそれぞれ抵抗、反発があるという。何十年と馴染んでいた言葉のスペルがある日突然変化してしまう訳だから、それもうなずける。複数の国で使用される言語の宿命である。

次は、本格的には学んだことのないブラジルのポルトガル語について学習を進めていく予定である。

by kurarc | 2021-02-07 16:47 | Portugal(ポルトガル)