映画『ホテル・ハイビスカス』

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4月末に沖縄に行くことになった。予習も兼ねて、まだ観ていなかった沖縄映画をみようと思い、まずはこの映画を選択。

久しぶりに素晴らしい日本映画(沖縄映画)を観た、というのが正直な感想である。2002年の映画で、ロケは辺野古の街(その他、久志、大浦、東村、数久田、安波、名護、玉城など)を中心として撮影されている。沖縄生まれの方には、映画の中で登場する役者が著名な民謡歌手であることがすぐわかるらしい。わたしはそうした知識はないが、登場する人たちがすべて暖かく優しい心をもつ人ばかり。

特に驚いたのは主役を演じた蔵下穂波さんである。当時、7、8歳の子供であったが、その存在感と元気の良さ、力強い演技は到底、大人も太刀打ちできない。現在も女優を続けているという。

監督の中江裕司さんは京都生まれながら、琉球大学に進学したのをきっかけに沖縄に住み、現在、那覇で映画館、桜坂劇場を運営されている。沖縄文化の発信の拠点にもなっているようだ。

映画の中の空気感の表現が特によかった。沖縄でしか撮影できないような光と影、闇が見事に表現されていた。次は、同じ監督の『ナビィの恋』を観なくては。



by kurarc | 2021-02-23 20:41 | cinema(映画)