新たなカタストロフィーに備えて

3.11から10年が経過した。当時、わたしは前年に患った大病のリハビリ中で、東北でボランティア活動などができなかったことは今でも悔やまれる。

福島や東北地方の現状が映像で流れてくるのをみると、東京住まいの人間からすれば別世界のようだが、実は、この光景は日本のどの地域でもありうる未来の姿なのだと思う。3.11はいち早く未来を先取りしてしまったのである。

このブログに当時書いたことは、次は巨大噴火(破局噴火)だろうということであった。石黒耀氏の『死都日本』という九州の巨大噴火を扱った小説を紹介したりもした。その後、石黒氏の小説をトレースしてはいなかったが、東海地震(3.11以前に原発を問題にしている)や富士山噴火を扱った小説を書いており、近々読まなければと思っている。

日本では地震災害が特に数多く取り上げられるが、関東の人間は、富士山噴火のリスクを予想しておくことが重要だと思う。なぜなら、月並みな防災訓練などまったく役に立たなくなるだろうからである。富士山が大噴火した場合、最悪の場合は、テレビも携帯電話も電気etc.も使えなくなることが予想される。火山灰のため、外出もできないだろう。各人が住宅やオフィスなどに閉じ込められた状況になり、その状態で数ヶ月暮らすはめになるはずだ。最低3日の食料を用意せよ、などといった備えでは到底太刀打ちできない。最低1ヶ月分の確保は必要になるだろう。

石黒氏のように、危機を予言している人々は数多くいるのである。そうした人々に今、真剣に耳を傾ける必要がある。3.11にかわるx.yzはいつか必ずやってくるからである。

*1707年、南海トラフでマグニチュード9クラスの大地震があった。その49日後、富士山で宝永の大噴火が起こっている。現在の研究では、大地震(南海トラフ)と噴火(富士山噴火)は連動する可能性があると予想されている。さらに、「山体崩壊」という山の形が変わるほどの斜面の崩落の危険性も指摘されている。



by kurarc | 2021-03-11 18:08