入間市 ジョンソンタウン 平家の森へ

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入間市にあるジョンソンタウン(上写真)を見学にいった。ジョンソンタウンは、1938年、旧陸軍士官学校に勤める将校たちのための平家が建設されたことにはじまり、戦後は1954年、アメリカ進駐軍の軍人向けの住宅として生まれ変わり、米軍が去った後、藝術家たちが住むようになり、文化発信の拠点となった、という経緯のある平家群である。


現在120を超える住宅、店舗他が立ち並び、店舗は飲食店を中心として、雑貨店、古本屋、接骨院など様々な業種の店舗で賑わっていた。今回ここを訪れたのは、先日沖縄に行き、改めて戦後の米軍(占領軍 GHQ)の建築政策(住宅政策)などが気になってきたためである。東京にはこの他にもいわゆる米軍ハウスといわれるものが残っており、これを活用したカフェなどもある。


現状を見学することもあるが、そもそも1950年代につくられたディペンデンツ・ハウスというものがいかなるものだったのかについても調べ、それらが日本にどのような影響を及ぼしたのか、あるいは、どのような誤解を生んだのかetc.について当面、調べていくつもりである。


こうした歴史的経緯は抜きにして、久しぶりに平家のスケールを体感できたのは収穫であった。東京では近年、ほぼ平家が建てられることはなくなった。都心部では木造であっても3階建が主流となっている。ジョンソンタウン内の平家はスケールとしては1.5階建といったらよいだろうか、かなり軒高の高い平家であり、ロフトがつくれそうな大きさであった。また、住棟間は小径(路地空間 下写真)となっていて、自由に通行できる。こうした開放性は現代の住宅地をつくる上で参考になりそうである。


*ちょうど昼食時であったため、タウン内の黒糖カフェKAFUUで沖縄そばを食べた。ご主人に話を伺ったところ、今年店を閉店し、年末には沖縄に移住するとのこと。また、タウン内の古本屋、逍遙館に入った。古本がすべて丁寧に並べられ、店内は小さいが、すべての分野に渡り良書が在庫されていた。そこで、Th.W.アドルノ著の『音楽社会学序説』と今橋映子著『異都憧憬 日本人のパリ』を購入。


*カテゴリに「military archi.(軍建築)」を追加した。


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by kurarc | 2021-05-22 18:15 | military archi.(軍建築)