手すりの基本

手すりの基本_b0074416_17280998.jpeg


今日、仕事で横浜の緑園都市へ。駅前の商業建築は、30年前に関わった仕事である。以前もこのブログで取り上げたが、看板のコントロールが効かなくなって、かなり見苦しい状態になっている。もちろん、計画ではこうならないように指針を決めていたが、いつの段階かでテナントから看板を設置したいという要望があがったのだろう。(わたしの担当したGFビル(上写真、もっとも手前のビル)は、この駅前計画の協定に参加していないので、看板はオーナーの判断ということになっていた。当然、最もコントロールが効いていない)このような現状をみると、やはり、代官山のヒルサイドテラスがいかにうまくコントロールされているのかがわかる。


そうしたこととは別に、今日は一つ気づいたことがある。この計画は、建築内に街路を導入している。傾斜地であるため、当然、そのなかに階段もでてくる。その階段の手すりだが、いつかわからないが、内側にもう一つ、手すりが追加されていたことを発見した。(下写真)今日、その場所を通ったとき、ご老人がその手すりをつかまって、階段を下っていった。


公共的な建築での階段、たとえば、駅舎や美術館など、階段の手すりは落下防止用のほかに、つかまりながら上ったり下ったりするための手すりが必要なのである。落下防止用の手すりだけでは、ご老人や身障者の方には手すりの位置が高すぎて、握れないのである。そうした基本的なこともこの計画では考えられていなかったのだ。

手すりの基本_b0074416_17283638.jpeg



by kurarc | 2021-08-02 17:28 | design(デザイン)