目黒区下馬 二つの集合住宅

目黒区下馬 二つの集合住宅_b0074416_18075631.jpg
目黒区下馬 二つの集合住宅_b0074416_18085883.jpg


仕事で目黒の下馬へ行ったときに、25年ほど前、アルバイトをしていた建築事務所が入っていた集合住宅(上写真、手前の集合住宅)を見かけた。懐かしくなり、どのような状態か確かめにいった。


この集合住宅の1階(B1Fも含む)で図面、模型などを手伝っていた。その仕事は後に日本建築学会賞作品賞を受賞した。この集合住宅もこの建築事務所が設計したものである。上階には女優のE.F.さんが住んでいるということを聞いたが、アルバイト中、残念ながらお会いすることはできなかった。


この集合住宅の並びに、新しい集合住宅(下写真)があり、そちらも見学する。今時のデザインである。鉄筋コンクリートの住宅を亜鉛メッキのエキスパンドメタル(下写真)で覆ったデザイン。大きな鳥籠のような建築である。スクリーンと手すりを兼ねたデザインと言える。違和感はないが、内部からこのエキスパンドメタルがどのように感じられるのか気になる。圧迫感はなさそうだが、檻の中に住んでいるように感じられるかもしれない。


アルバイトをしていた方の建築は、エントランスのキャノピー(上写真)に特徴があるが、多分片方のテンション材が伸びてしまったのだろう、傾いていた。オートロックも設置されていなかったことを改めて気づかされた。また、ポストの位置と設置の仕方が気になった。集合住宅のポストの位置は重要であると思っている。プライバシーの問題を考えると、住人がポスト内の郵便物を取り出すとき、その住人のポストが特定されるような場所に設置するのは不適切だと思う。何号室に住んでいるのか特定されてしまうからである。ポストはなるべく外部から見えない場所で郵便物を受け取れるようにすべきで、その点、新しい集合住宅の方はそうした配慮がなされていた。


わたしもこの程度の規模の集合住宅を設計することは一つの目標である。しかし、なかなかチャンスに恵まれていない。


目黒区下馬 二つの集合住宅_b0074416_18100642.jpg
目黒区下馬 二つの集合住宅_b0074416_18103437.jpg


by kurarc | 2021-09-23 18:11 | architects(建築家たち)