リベタージュ 外苑橋


一方(上写真、中央線、総武線の柱脚)は、ボルト接合の補強材(X型のブレース材)が取り付けられ、もう一方(下写真)は外苑橋という名称で建設当初のかたちを保っているように思われる。東京で、こうしたリベット接合による建造物のマイルストーンは何と言っても東京タワーである。東京タワーのデザインは、エッフェル塔と比較するとかなり見劣りするが、これを建設した職人魂は、エッフェル塔とも互角なのではないだろうか。
こうした無名のものたちによってつくられた建造物でありながら、しっかりとつくられているものにフォーカスを向けるため、気が付いたときに写真に納めている。丁寧につくられた建造物でもあるので、今後も大切に維持してもらいたいと思う。場所柄、この二つの橋は現在のところメンテナンスは行き届いていた。
by kurarc | 2021-10-27 18:43 | rivetage(リベット建造物)