1000W 恒星電球

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渋谷区文化総合センター大和田に、カール・ツァイスⅣ型プラネタリウム投影機(下写真)が展示されているというので、見学に行ってきた。1957年から2001年まで(財)天文博物館五島プラネタリウム(旧東急文化会館8F)で使用されていたものだという。

この投影機の電球に使用されていたものが、1000W恒星電球(上写真)である。南と北半球を投影するため、2ケ使用されていた。16枚ある恒星原板に向けて全方向、均一に光を供給する必要もあることから、ガラス表面も均一につくられているという。電球は渋谷区文化総合センター大和田最上階にあるコスモプラネタリウム渋谷のロビーで展示されていた。

現在ではレトロな雰囲気を醸し出すために、LED電球でこうした電球を再現しているものを見かける。1000W恒星電球のフィラメントは二重螺旋に巻かれていた。この理由は、限られたスペースで熱を逃がさないことが光を強力に発するために必要なようで、その結果、二重螺旋(螺旋、あるいは3重螺旋もあるようだ)になっているということらしい。

それにしても、カール・ツァイスⅣ型プラネタリウム投影機は、みるからにドイツ人の造形を表現しているように思えた。その緻密な形態と不気味なオーラを放つ機械は、ドイツ人の魂の結晶のように感じられた。(すべて、ドイツ人によるデザインかどうかは不明だが・・・)

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by kurarc | 2021-12-12 21:30 | design(デザイン)