針穴写真


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横浜市青葉区の田舎にあるJIKE STUDIOに田所美惠子さんの写真展を観に行ったのは6年ほど前のことになる。針穴写真家と自称する田所さんは、いわゆるピンホールカメラ(フランス語だとStenopeという。eにアクサン-テギュがつく)を自作して写真を撮影している。ちょうど、写真展に行った時に田所さんがおり、お会いすることもできた。その場で『針穴のパリ』という写真集を買い求め、今でもたまに写真集を楽しんでいる。

撮影されたパリは、たたでさえフォトジェニックな都市だが、針穴写真はそのパリの様相に時間を重層したような表現を与えていて、パリを撮影するには非常に適した撮影方法であると感じた。

新年になり、久しぶりに田所さんの写真集を開いていると、自分でも針穴写真を撮影してみたいという欲求が生まれてきた。針穴写真のよいところは、カメラを製作するところから現像するまですべて一人でできることにある。カメラは現在、高価とは言えないものの、たとえば超望遠レンズを使い、専門性の強い写真を撮影しようとすると、レンズ代だけで100万円を超えてしまう。

それに比べ、ピンホールカメラ(針穴写真機)は空き缶を加工して自分でつくれてしまうのだ。コロナ禍で時間に余裕ができた現在、遊ぶことの延長で写真を撮影できる針穴写真は魅力的である。今年中になんらかの写真を撮影できるように今から準備してみようと思っている。問題は撮影場所である。針穴写真撮影に適した場所が住まいの近くにあるかどうか・・・








by kurarc | 2022-01-06 18:45 | lumiere(光)