八王子みなみ野 パッシブソーラーハウスプロジェクト
30度傾斜した屋根兼ハイサイドライトは、約30m2のソーラパネルの設置が可能であり、1ケ月あたり約1万円に相当する発電量を供給できます。
南面と西面のFIXガラスはブラインド内蔵の複層ガラスとし、調光および遮熱(クーリング)を行います。冬場はブラインドを開放し、ギャラリーに蓄熱(ヒーティング)を行い、夜間の暖房負荷を軽減させます。
また、2階ギャラリー上部の高窓により、自然換気を促すことなど、機械設備のみにたよることのないパッシブソーラーハウスの考えを取り入れ、太陽光発電による発電量不足分を補う考えです。
建築概要
敷地面積:175.24m2
建築面積:80.24m2
1階床面積:51.29m2
2階床面積:58.11m2
延床面積:109.40m2
構 造:鉄骨造(軽量鉄骨造)
*本プロジェクトは、およそ20年程前、母校の大学の呼びかけにより開催されたイベントのときに提出した住宅プランです。八王子みなみの駅付近に実際の土地が与えられ、その土地に自らコンセプトをつくり、住宅を設計するというイベントでした。わたしは4人家族(夫婦+子供2人)を想定したパッシブソーラハウスを計画しました。
今改めてみると、プランなどいろいろ不備はありますが、パッシブソーラーハウスを考えようとしていたことは間違いではなかったと思います。
by kurarc | 2022-01-16 17:51 | 八王子みなみ野プロジェクト