藤沢KU-House 最初期案(プレゼ案)


藤沢KU-House(2005)の最初期案(プレぜンテーション案)を公開する。この計画は、音楽スタジオが付属した住宅であったことから、鉄筋コンクリート造(スタジオ部)と木造(住宅部)の混構造でつくることを前提として計画がスタートした。

最初期案では、敷地が3方道路に囲まれているという恵まれた土地であったこと、1階にスタジオを計画すると、コンクリートスラブが2階の床に現れることから、そのコンクリートに蓄熱するというパッシブソーラーハウスの考え方を取り入れることを提案した。このパッシブソーラーハウスの提案は、実現案にも取り入れられた。

実現案では、スタジオを地下化し、1階床がコンクリートスラブとなったため、この床に蓄熱できるようなプランとなった。スタジオは防音(吸音)、さらにクライアントとともに音響計画まで検討し、浮床やスタジオ内の幅、天井高さ等の比率の検討、音の反響等々まで検討され、快適な音楽スタジオが実現された。




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by kurarc | 2022-01-20 20:55 | 藤沢KU-House