下北沢駅周辺の変貌

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少し前に渋谷周辺の激変ぶりについて取り上げたが、下北沢の変貌についても書いておきたい。

下北沢は、わたしが1986年からおよそ3年間、勤めていた建築事務所があった街であり、わたしにとって親しみのある街である。この事務所は、下北沢内で2回引越しをしたが、今日、たまたま仕事で下北沢を訪ねたが、最初に事務所があった近辺(上写真、事務所はボールト屋根のあるビル)を通り過ぎた。当時、ここは小田急線に隣接しており、小田急線が通過すると、電車の音で電話が通話できなくなるような事務所であった。しかし、小田急線が地下化されたこともあり、その小田急線が走っていた場所は、遊歩道に変化し、まったく様変わりしていた。事務所の上階にオーナーが暮らしていたから、オーナーの方は、さぞこの変貌に驚いていることだろう。

下北沢駅前はまだ開発途上だが、渋谷の大袈裟な変貌ぶりと比較すると、その変化の仕方は従来の下北沢の都市スケールに対応した変化であり、興味深い。渋谷では駅周辺を高層化することが開発の中心であるが、下北沢では駅を中心として四方に向かって、小規模なエリアごと低層の商業施設がモザイク状に連結されていくような変化なのである。そもそも下北沢で高層化への変貌は無理だが、そのことが結果として、歩くことを中心に据えた街づくりとなり、ヒューマンスケールの開発になっている。

すべてがうまく進行しているようには思えないが、多様なモザイク状の街がどのように展開していくのか、今後も注視していきたい。

下写真:下北沢駅方面から新たにつくられた遊歩道を望む。


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by kurarc | 2022-09-22 14:03 | 江戸・東京-Edo・Tokyo