横浜松坂屋に建て替え構想

神奈川新聞のHPであるカナコロをながめていると、「暮らし・話題」のカテゴリーの4月14日の記事に横浜松坂屋建て替え構想に関する記事が掲載されていた。
今年の9月に経営統合する大丸との流れや地元商店街からの再開発の期待もあり、建て替えを検討しているようだ。さすがに横浜市からは建て替える場合には外観を大切にするようにとの要望が出されているようだが、松坂屋側にどの程度その声が届くのだろう。

建築史家の吉田鋼市さん著『ヨコハマ建築慕情』によれば、この松坂屋を設計した鈴木禎次と夏目漱石とは義兄弟とのこと。漱石の墓も鈴木の設計によるそうだ。
アール・デコの装飾を残した希少な建築だけに、保存・活用がなされることを期待したい。

by kurarc | 2007-05-04 00:17 | conservation design