2017年 11月 06日 ( 1 )

南仏サン・ポール・デ・ヴァンス マーグ財団美術館

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毎週楽しみに見ているNHK『旅するフランス語』で、サン・ポール・デ・ヴァンス(上写真)の街が紹介された。名だたる芸術家たちが滞在した宝石のような街である。サン・ポール・デ・ヴァンスは小高い山の頂部につくられた都市であり、建築学でこうした都市を山岳都市というが、フランス語では、"village perché”(ヴィラージュ・ペルシェ、高いところに置かれた村の意)、あるいは、鷹が高所に巣をつくる様に似ていることから、鷹の巣(村)(nid d’aigle、ニ・デーグル)と呼ばれる。

1984年10月14日、わたしはニースからこの街まで2時間以上歩いてたどり着いた。スペインの建築家、ホセ・ルイス・セルト設計のマーグ財団美術館(下写真、マーグ財団美術館のHPより引用)を見学するためである。この美術館のみを見学するために訪れたので、旧市街の方にはまったく行っていない。美しい旧市街をテレビを見ながら、もったいないことをしたな、と思ったが、わたしの旅はいつもこうなのだ。お金に余裕がないため、目的のものを見学することに絞らざるを得ないのである。

この街に2泊するくらいの余裕があればよかったのだろうが、わたしは美術館を見学するやいなや、また歩いてニースに引き返した。ここまで歩いて行かなければ、時間的な余裕もできて、旧市街を見学できただろうにと思うが、当時、バスやタクシーを利用するだけの金銭的余裕もなかったのだろう。

当時のノートによれば、10月16日にはイタリアのルガーノ、ティッチーノへ行き、マリオ・ボッタという建築家の作品を見学している。ニースはちょうど南仏最後の目的地で、その後、またイタリアの旅へと向かったのである。

次に南仏を訪ねる時には、余裕のある旅にしたいものである。
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by kurarc | 2017-11-06 16:16 | architects

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