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ロバート・デ・ニーロ主演の映画をよくみている。映画『レナードの朝』はずっと気になっていたが、観ていなかった。この映画を見る前、この映画は難病を克服した患者の映画、つまり、ハッピーエンドの映画だと思っていたが、そうではなかった。もし、そのような映画であったら、デ・ニーロは出演していなかっただろう。
嗜眠性脳炎(眠り病)に犯された患者たちの映画である。患者たちは、あるとき眠りから覚めるが、そこからがこの映画の優れたところであった。この映画は、単なる難病克服の映画ではない。実は患者たちは、一般市民の隠喩なのである。眠っているのは我々なのである。そうした眠りから覚めたとき、人は真実の姿を把握してしまう。つい最近、日本でもあった出来事である。誰もが、誰かから眠りに誘われているのである。それが権力の姿である。 ■
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by kurarc
| 2018-03-01 23:34
| cinema
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