2018年 10月 14日 ( 1 )

ベルイマン 映画『秋のソナタ』 母と娘の愛憎劇

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ベルイマン生誕100年映画祭が下高井戸シネマで開催されていることもあり、ベルイマンの映画『秋のソナタ』を初めて鑑賞。ベルイマンの映画はかなり前にいくつか観たが重い映画が多く、ずっと避けていた。しかし、傑作といわれている『秋のソナタ』はその重々しさが清々しさに変わる希有な映画であった。映画館は立ち見が出るほどの活気に満ちていた。ベルイマンファンは多いのだろうが、イングリット・バーグマン目当てに来られている方も多かったに違いない。

母と娘の確執、母と娘の愛憎劇と評される映画だが、その構成の簡素さ、母と娘の対話に絞った映画の作り方は、映画を観ているというより、生の演劇を鑑賞しているような迫真性が感じられた。ここでは、バーグマンよりも娘を演じたリヴ・ウルマンの演技が圧巻。

・・・のソナタというと、エリック・ロメールの『春のソナタ』や『恋の秋』を思い出してしまうが、こうした重厚な映画を観た後には、ロメールの映画も無性に恋しくなった。映画祭は19日まで。もう一回くらいは行けるだろうか。購入したベルイマンの生誕100年を記念したパンフレットもよい。様々な映画監督に影響を与えたというベルイマンを再度観るきっかけをつくってもらった気がする。

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by kurarc | 2018-10-14 20:06 | cinema

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by S.K.
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