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2019年 05月 05日 ( 1 )

建築 再開発・修復/保存・再利用に関するメモ

*建築における再開発(re-development)と修復・保存(heritage、patrimoine(仏))、再利用(re-use)の違いを理解すること。

*スポリア(spolia)という手法=部材の転用、再利用

*「敷地」=無の状態という発想の異常さ=「敷地」とはそもそも無ではない。既存建物が破壊され更地にされたもの。

*西洋建築史 アルベルティ以前(前近代)とアルベルティ以後(近代)というフレームで考えてみる。
 アルベルティ以前=建築に最終的な完成が存在しないような時代。建築のはじまりも存在しない。
 アルベルティ以後=建築が建築家によるデザイン(設計)と建物(コピーとしての制作物)に変化。exam.アルベルティ著『建築論』

*再開発=破壊して新築=時間をリセット、ゼロにする。
 修復=建築の時間を巻き戻そうとする行為。
 保存=建築の時間を止めようとすること。 exam.ラスキンの思想
 再利用=既存建物を改変しながら再利用する行為=時間を前に進める

*19世紀>>>再利用的価値観、建築観を棄却したもの=修復/保存という価値観であった。

*近代の建築観=「時間恐怖症」(chronophobia)=時間はすべてを破壊する、という恐るべき心理に抗おうとする。(M.トラクテンベルグ)

*古典主義建築におけるオーダーとは=最初のインタナショナル・スタイル


『時がつくる建築 リノベーションの西洋建築史』(加藤耕一著、東京大学出版会)より

by kurarc | 2019-05-05 23:59 | fragment