Ondeia 初源の唄へ ドゥルース・ポンテス

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ポルトガルの女性歌手ドゥルース・ポンテスの『O Primeiro Canto』を久しぶりに聴く。「初源の唄」といった意味だが、「火」、「水」、「大気」、「大地」の4つをテーマとしたCDである。ポルトガル滞在時に購入したので、もう20年前のCDとなる。

あっという間に彼女は様々な有名ミュージシャンと共演するようになった。エンニオ・モリコーネをはじめ、このCDでもウェイン・ショーターやジャッキス・モレレンバウムといったミュージシャンが何気なく参加している。ポスト・アマリア・ロドリゲスの歌手といってよいだろう。彼女の音楽はFadoから出発し、それを超える音楽へと向かっている。

最近、日本のポピュラーミュージック界は、歌唱力を求めなくなったこともあり、日本人で歌唱力を持っていながら、新しい唄を歌うような歌手にはなかなかお目にかかれなくなった。そうした状況では、海外のミュージシャンを聴くしかない。ドゥルース・ポンテスはすでに若手とは言えないが、その歌唱力は神がかっている。

このCDでは特に最後の「Ondeia」(ポルトガル語の動詞Ondearの3人称現在形、波立つといった意味)がよい。「水」をテーマとした唄。特に歌詞はない。彼女の魂のこもった歌声は激しい波のように揺れながら自由に奏でられる。1990年代には、彼女はよく来日していたが、最近ではすっかりお目にかかれなくなった。日本にいると、こうした本物の歌手の唄を無性に聴きたくなる。またの来日を期待したい。

by kurarc | 2020-01-03 23:38 | music(音楽)

家具デザイン


Catenaria(カテナリア  テーブル)

Catenariaと命名されたテーブルは、2008年、天童木工デザインコンクールにて銀賞を受賞したテーブルです。カテナリアとは、ポルトガル語でカテナリー曲線を意味します。その名の通り、カテナリー曲線をもつ曲面をテーブルの脚に応用したテーブルです。2010年に天童木工よりガラス天板仕様のテーブルが製品化、2015年3月まで販売されました。

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EN-Chair 杉圧密材による椅子


EN-Chairと名付けられた椅子は、2008年、第1回遠藤照明家具デザインコンペティション2008に提出した椅子で、グループ部門で奨励賞を受賞した椅子です。杉を50%から60%圧密し、強度を増し、面材として部材を組み立てることから発想されました。日本建築にみられるぬれ縁に座るような感覚の椅子としてデザインされました。


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LOTUS-Chair


国際家具デザインコンペティション旭川2011に提出した椅子です。蓮の葉のかたちから発想されたことからLOTUS-Chairと名付けられました。4枚のL字状の曲面合板を中心の立方体の無垢材で接合し、自立させています。そのに3次局面の背板を取り付け椅子としています。背板のない場合はスツールとして使用することを想定し、デザインされました


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X-Chair


国際家具デザインコンペティション旭川2014に提出した椅子です。25×25ミリの角材(ナラ材を想定)と24φの円柱材(ナラ材を想定)のみを使用し、X型の部材(Xシェイプ・チェア)により強度を保っています。座は、幅25ミリの綿テープが市松模様に張られ、様々な色彩が選択されることを想定しています。シェーカーの椅子やポーエ・モーエンセンの"Shaker Chair"(J-39)からヒントを得て、限定された部材で再構成しなおすことから発想された椅子です。


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by kurarc | 2020-01-03 21:36 | Product Design