2020年 04月 01日 ( 1 )

富士山噴火と東京

新型コロナウイルスの問題が拡大していることもあるのだろうか、マスメディアの中で、富士山の大噴火が起きた場合どうなるかの報道がながれた。噴火後、およそ3時間で首都機能は麻痺すると予測されるという。

3.11以後、今後最も恐ろしい自然災害は、この噴火、あるいは巨大噴火(破局噴火)であることをこのブログで書いた。(2011年12月1日、12月3日)現在、ウイルスにより感染は拡大しているものの、電気、水道、ガスといったインフラが壊滅しているわけではない。しかし、噴火(巨大噴火)が起こると、こうしたインフラが全滅し、かつ、交通網がすべて遮断され、携帯電話は使用不可能になり、テレビはおろかラジオ、インターネットなどすべての通信網も遮断されてしまうだろう。現在のように日々変化する情報を得ることができなくなることも予想される。

つまり、国家や自治体も麻痺し、頼るのは個人のみ(あるいは近隣)であり、個人が孤立し、自ら命をつなぐしかなくなるのである。水、食料は供給できなくなり、餓死するものがあとをたたなくなり、市民レベルでの紛争や暴動が起こるのは目に見えている。都市の全域での被災となるため、どこから復旧しなくてはならないかの計画も立たず、車をもっているものや移動手段を確保できるものだけが、東京から遠く離れた火山灰の届かなかった地域に避難するしかない。または、大型船による避難も考えられるが、避難できる人数に限界がある。

こうしたことが、今まさに起きても不思議ではないのがこの日本なのである。さらに、首都直下型地震、南海トラフ地震のリスクも加わる。巨大噴火について最も懸念されている地域は、九州と富士山だろうか。九州であっても巨大噴火(破局噴火)がおきれば、成層圏まで噴煙が舞い上がり、この東京まで届いてしまう。

もうそろそろ真剣に巨大噴火のリスクを分析し、根本的な対策を考えなくてはならないが、この対策を国単位、自治体単位では行えないということが、この大災害の特徴なのである。なぜなら、国、自治体が機能できなくなるのだから。よって、我々個人が一人一人、この対策を考え、備えなければならないことになる。


by kurarc | 2020-04-01 14:59 | nature(自然)