カテゴリ:gastronomy(食・食文化)( 139 )

ホットワイン


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映画『アメリ』を久しぶりにみかえした。『アメリ』の中で描かれているパリを確かめたくなったことと、この映画が好きだからである。

アルクイユの水道橋の描き方やパリの駅舎の使い方、また、最も美しいシーンでもあるサン・マルタン運河での水切り遊びの場面など、ジャン=ピエール・ジュネ監督のカメラワークは大げさに撮影されているが、自然でワザとらしい感じがしないのが不思議である。

アメリと同じアパートに住む「ガラスの骨をもつ」画家デュファイエルにホットワインを勧められるシーンをみていて、わたしもホットワインが飲みたくなった。

ホットワインはワイン1に対して、水0.5程度を加えてつくるものらしい。わたしはその中にシナモンシュガーとレモン汁を数滴入れて飲んだ。果物を多種類加える飲み方や、黒胡椒、アニスなどのスパイスを入れるなど様々な楽しみ方があるようだ。まだ、寒い夜がつづくので、このホットワインは春になるまで重宝しそうである。

by kurarc | 2020-02-02 21:59 | gastronomy(食・食文化)

黒糖リンゴジャム

身障者である従兄弟のヘルパーさんから大量のリンゴをいただいたこともあり、ジャムをつくることにした。大好きな黒糖、少しのハチミツを加えたジャムにしてみた。

レシピ
リンゴ 5ケ 3ミリ程度薄切り 煮ながらくずしていく
黒砂糖 適量(好みによるがわたしはリンゴ1ケに対して10~15g程度)
ハチミツ 適量(全体で大さじ1程度)
レモン汁 大さじ5(リンゴ1ケに対して1とした)
カルバトス 大さじ2程度(これで大人のジャムになる)
シナモンパウダー(CEYLON CINAMON) 適量(わたしは小さじ2程度)

ネットで検索すると、煮詰め方もいろいろやり方がある。
あまり細かいことは考えないで、リンゴ、黒砂糖を中火で煮詰める。ある程度煮詰まったら、レモン汁とカルバトスを入れ、弱火で水分がなくなるまで煮詰める。煮詰められる手前で最後にシナモンを振りかけ、よく混ぜる。

これだけで、市販のジャムにはない、びっくりするほど美味しいジャムができあがる。
朝食には、バゲットにこの黒糖リンゴジャム、その上にチーズ(ブリかカマンベールであればなおよいが)で豊かな朝を迎えることができる。

*後日、ビーツとのミックスジャムにも挑戦した。リンゴだけだと色彩が茶色であり、彩りが寂しい。ビーツを使用することで、色彩は鮮やかな赤になり、リンゴジャムらしい彩りとなる。また、リンゴの甘さも抑えられ、バランスもよくなる。

by kurarc | 2019-12-19 21:30 | gastronomy(食・食文化)

国立・旭通り 定食屋 三春

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国立に行ったついでに、40年ほど前、国立に下宿していた当時、よく通った旭通りにある定食屋、「三春」に立ち寄った。

1時を過ぎていたが、お客さんは地元の方が一人だけであった。応対してくれたお婆さんは 40年前、応対してくれたおばさんであった。当時は40歳くらいだったのだろうか。40年ぶりに来ました、と話しかけるともう80になりました、という。今日は肉野菜炒め定食(700円)を食す。

周辺に学校があった40年前は繁盛していたが、今では学校が移転したのだろう、お客さんは少なく、嘆いている様子であった。駅から10分程度歩くこともあるから、なかなか学生も来ないのだろうし、国立にはおしゃれなカフェがたくさんでき、定食屋ではやっていけないのだろうか?

お婆さんといったら失礼になるかもしれないが、当時の面影を残していて、40年前に元気で働いていた姿を思い出した。ご主人は2年ほど前に他界、今は2代目が厨房を切り盛りしているという。

三春おばさん、また会いに行きます。



by kurarc | 2019-12-05 16:16 | gastronomy(食・食文化)

都立中央図書館 有栖川食堂

調べ物をしに都立中央図書館へ。以前にも書いたが、この図書館はわたしが大学院生の頃、論文を書いていたときから通うようになった。すでに30年近く前のことである。この図書館は都立中央図書館という肩書きにしては規模、蔵書は今ひとつだが、場所が麻布十番と広尾の中間にあり、緑が多い環境の中にあり、落ち着いて読書ができる空間となっている。

図書館の5階には食堂があって、最近リニューアルされた。リニューアル後、初めて利用した。こうした公共施設の食堂は、概しておじさん、おばさんたちが普通の定食を振舞っているが、リニューアルされてから、食堂を切り盛りしているのは30代くらいの若い方々に変わっていた。

メニューがかなり変化し、普通の定食の他に、郷土料理をテーマとした定食(今日は長崎県であった)や、世界各国の料理をテーマとした定食などが加わった。今日は南アフリカのボボディー(カレー風味のミートローフのようなもの)の定食があり、注文する。価格は1000円と、公共施設の中の食堂としては高いが、味はよかった。

多分、毎週か毎月か、郷土料理、世界料理のメニューも変化していくのだと思う。この図書館へ行く楽しみがまた増えた。

by kurarc | 2019-11-23 16:15 | gastronomy(食・食文化)

御茶ノ水 ランチョン

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東京法務局の帰り、御茶ノ水神保町の「ランチョン」へ立ち寄った。ビアホールとして110周年を迎える老舗である。こちらに入るのは初めてのこと。ランチを頼んだ。

「ランチョン」は、嵐山光三郎著『文士の料理店』で知った。御茶ノ水は度々出かける街であるが、こちらのビアホールはまったく気づかなかった。文士、吉田健一の行きつけの店であったという。毎週木曜日の午前11時30分に「ランチョン」にやってきた吉田は、ここでランチを食べ、ビールで一杯やった後、中央大学文学部へ行き、講義を行っていたのだという。飲酒の入った講義は、話に艶がでて、なめらかなものだったそうだ。

「ランチョン」とは英語で ”Luncheon"。しゃれた昼食を意味するという。昼食の堅苦しい言い方である。メニューの中に110周年を記念して110円で提供されるグラスビールがあり、グラス付き(上写真)ということだったので、昼間から一杯いただくことに。苦味の強いビールは食事によく合い美味であった。

「ランチョン」は神保町へ行った時には行きつけになりそうである。

by kurarc | 2019-11-13 18:50 | gastronomy(食・食文化)

珈琲美美

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福岡へ行った折に、珈琲美美(びみ)(上写真 福岡移住計画HPより)に立ち寄った。前川國男設計の福岡市立美術館を見学し、その足で、美術館近くにある珈琲美美へ向かう。残念ながら、その日は豆販売だけの日であり、美美で珈琲を飲むことはできなかった。

よって、中味ブレンドという豆を購入し、東京へ戻ってから飲むことにした。このカフェの店主は、若い頃、吉祥寺にあった”もか”という珈琲店(井之頭公園へ降る坂道の途中にあった)で勉強されたことを知り、立ち寄ってみたくなったのである。わたしはかろうじて、この珈琲店を知っている世代である。現在はチャイ専門店に変わってしまった。

中味ブレンドは非常にバランスの良い珈琲であったが、わたしには少し煎りが浅い気がしたので、今度は濃味ブレンドと吟味ブレンドを東京から注文し、味わってみた。どちらも捨てがたいが、わたしは濃味ブレンドあたりがちょうど口にあう。吟味ブレンドはカフェオレ用にちょうど良い気がする。

珈琲は少し価格の高い豆であっても、スタバなどで飲むことを考えれば、自宅で飲む方が圧倒的に経済的である。なかなか自分の口に合う珈琲(特にブレンド)を見つけることは難しいが、ここの珈琲はわたしの好みによくあっていた。

当面、美美から珈琲を買うことにしようと思っている。




by kurarc | 2019-10-19 00:06 | gastronomy(食・食文化)

ドリップコーヒー用 コットンペッパーフィルター

よく立ち寄る新宿のコーヒー器具店でドリップ用ペーパーフィルターを物色していると、店員の方から、ペーパーフィルターよりこちらの方がおいしく淹れられますよ、とコットンペッパーフィルターを薦められた。そう言われると買いたくなってしまう。大した金額でもないこともあり、試しに購入してみた。

正確にはコットンリンターパルプと木材パルプのハイブリッドであり、100%のコットンではないが、このペーパーでコーヒーを淹れてみたが、確かにひと味違う。新宿のコーヒー器具店のマスターは味が3次元になったようなふくよかさがでてきますよ、とうまい形容をしてたが、風味が増した感じである。

但し、このコットンペーパーのせいかどうか判断するのは早合点のような気がしている。このペーパーで淹れるとコーヒーがカップに落ちていくスピードがかなりゆるやかになる。もしかしたらただそれだけのせいなのかもしれない。ペーパーでもゆっくりと落ちていくような繊維に変えれば味が変わるのかもしれない。また、ドリップの穴を小さくしてもよいのかもしれない。

コットンペーパーもよいが、やはりネルのフィルターはよいのかもしれない。以前、使ったこともあったが、冷蔵庫に保管するなど手入れが大変ですぐに止めてしまった。その頃の味をもはや思い出すことはできないが、再度挑戦したくなった。コーヒーは現在フィルターの材質の選定に向かっているようだ。果たしていつまでこのコーヒーの流行は続くのだろう・・・


by kurarc | 2019-03-09 20:36 | gastronomy(食・食文化)

コーヒーミル

このところずっとポーレックスのコーヒーミル(手動)を使わずに過ごしていた。多忙のせいである。これではいけないと久しぶりに豆からミルを使いコーヒーをいれた。

細挽きにして使用しているが、やはりミルを使うと同じ豆でも全く味が異なり、濃厚なコーヒーを味わうことができた。コーヒーといえども手を抜くとその味を100%引き立たせることはできないのだと改めて感じた。

電動ミルにも興味はあるが、高価であるし、なるべく電気製品を持たない、というわたしの方針に反するような気がして、購入をためらっている。もちろん、コーヒーメーカーなどは邪道であると思っているが、豆挽きからコーヒーをいれるまで全自動でできてしまうコーヒーメーカーがかなり安価で売られているので、ぐらっときてしまうが、やはり買うことは控えている。

ミルを久しぶりに使ってみると、コーヒーは豆の質も大事だが、その豆にあった挽き方を選択することがそれ以上に大事なのではないか、と感じた。安い豆でもその挽き方によってかなり味が変化するのではないか。

今回はいつもよく購入するコクテール堂のオールド5ブレンドを挽いた。このコーヒーは濃厚で苦みが強いが、甘みもあり、後味がよく気に入っている。200gでおよそ1,000円也。

by kurarc | 2018-10-03 22:12 | gastronomy(食・食文化)

常温飲料

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恵比寿駅の自動販売機で、常温飲料が販売されているスペースを見かけた。わたしが気づかなかっただけで、調べてみると2013年から販売されているという。

夏場のエアコンは室内作業をしているものにとっては身体にこたえる。わたしはエアコンの入っている室内では夏場でも暑い紅茶、コーヒーなどを飲む。(さすがに、お客様には冷たい麦茶などをお出しするが)外に出る場合は、熱い紅茶を入れて、750mlのSTANLEYをいつも持ち歩くようになった。

日本人はいつから冷たい水が好きになったのだろう。冬場でも飲食店では氷水を出してくるところも珍しくない。わたしが過ごしたポルトガル(その他欧米も同様と思われる)では、ミネラルウォーターを頼む場合、常温か、あるいは冷えたものか尋ねられる。わたしが知る限り、夏場でも常温を頼んでいるポルトガル人が多かったように思う。

身体を温めた方が免疫力があがる、常温飲料の方が代謝が高まる、などといった見解もあり、常温飲料は結構売れているという。また、結露しないので、鞄の中にいれておくのにも都合がよいという訳である。

それにしても、むやみに氷水を出す習慣は止めてほしい。日本人であれば、暑い夏場でも温かい緑茶やほうじ茶で十分だと思うが・・・


by kurarc | 2018-09-01 21:53 | gastronomy(食・食文化)

シナモンのリゾット(シナモンライス)

自分で西洋料理もどきをつくるようになったのは、リゾットからであった。ポルトガル語の習い始めた頃、クラスにスペイン料理に詳しい男性がいて、わたしに料理を振る舞ってくれた。そのときの一品にグリーンピースのリゾットがあった。非常にシンプルな料理なので、その後、自分でよくリゾットをつくるようになった。そもそも炊飯器や炊飯ジャーはもっていないので、米を食べるときはいつも鍋から炊くかリゾットをつくる。

今日は、わたしの好きなシナモンをこのグリーンピースのリゾット(というより、シナモン入りグリーンピースライス)に加えることにした。シナモンの香りと甘みがリゾットに加わり美味であった。夏場にこの爽やかな香りのリゾットは適しているかもしれない。インターネットでしらべてみると、イタリアでもリゾットにシナモンを使っているものがある。

サフランライスのように、シナモンライスがあってもよいだろう。このリゾットは、スープでつくるものではない。シナモンを加えてご飯を炊くような感じである。シナモンティーも最近販売されているから、水の代わりにシナモンティーを淹れてスープ代わりに使ってもよいかもしれない。この料理では、ご飯は玄米を使うことをお勧めする。シナモンの色が薄茶色だからである。

*以前、吉祥寺の洋食屋「おしどり」(すでに閉店)のハンバーグのブラウンソースにシナモンが使われていたことを書いた。香りの記憶はすでに50年以上つきまとっている。シナモンはモロッコ料理やトルコ料理にもよく使われる。暑い夏、特に肉料理に使用すると、爽やかさが増すと思う。

by kurarc | 2018-06-28 18:42 | gastronomy(食・食文化)