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カテゴリ:trumpet( 84 )

ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ トランペット界のミューズ

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武蔵野市民文化会館小ホールにて、ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(仏)のトランペット・リサイタルを聴く。

弱冠19歳の新人トランペット奏者であるが、その音色と演奏技術、そして、パフォーマンスは独創性に満ちていた。黒のミニスカートのような出で立ちで現れたルシエンヌは、裸足でステージに登場した。そして、演奏中も絶えず脚をうごかし、身体をくねらせながら、リズムをとるようなスタイルで演奏した。

ファリャの「7つのスペイン民謡」はじまり、ピアソラの「オブリヴィオン」、サン=サーンスの「白鳥」といったよく知られたレパートリーから、ハワード・ブレイクの「ウォーキン・イン・ジ・エアー」といったポピュラーな曲まで幅広く演奏された。

特にB♭トランペットの高音の響きは伸びやかで、美しい音色であり、音の抑揚のつけ方、曲の歌い方など完璧といってよい演奏であった。

とんでもない実力をもった女性のトランペット奏者が現れた。トランペットの演奏会は未だにコアなファンが多いと思うが、彼女のような演奏を聴くと、もう少しトランペットから遠かった音楽ファンの心をつかめるのではないか。ラテン娘、恐るべし。

by kurarc | 2019-07-13 17:20 | trumpet

トランペット 水道蛇口奏法

月に2回ほどジャズトランペットのレッスンを受けている。ジャズ理論は難しいが、現在教えてくれているU先生は非常に教え方がうまく、わかりやすい。難解なジャズ理論が大分理解できるようになった。20歳の頃にも挑戦したことがあったが、その頃、渡辺貞夫著の『JAZZ STUDY』程度の本しかない状態であったから、素人には理解しずらかった。それに比べ、最近では英語の参考書のように教本を選択するのに苦労するほどである。

いくら理論を理解しても、トランペットの音がよくならなければどうしようもない。U先生は理論だけでなく、奏法についても丁寧に教えてくれる。わたしはタンギングをするときにお腹を知らない間によく動かしていた。タンギングするたびにお腹に力を入れるような奏法を行っていた。

U先生からは、そうではなく、お腹をなるべく動かすのではなく、はじめに息を入れ、くちびるを閉じ、水道から水が絶え間なく流れるように息を吐き出すようにすることを薦められた。タンギングはその息の流れをただ止めるだけ。つまり、息は絶えずくちびるから流れているような意識を持ち続けつつ、くちびるはその流れを止めたり、開いたりする機能だけ。

そのようにしているうちに、トランペットの中に軽やかな空気が流れるように感じられると、それに伴って、音もクリアになってくる。トランペットの中を風が通り抜けるように息が通るようになり、くちびるへの負担も減少し、軽々と吹くことができるようになる。

こうした状態を毎回キープできるようにすることが、これからの課題である。こうした奏法をひとまず「水道蛇口奏法」と名付けておこう。以前、トランペットの「ため息奏法」について書いたが、ため息奏法は力まずに息を入れる訓練にはよいが、クリアな音を出すにはこの「水道蛇口奏法」をマスターしなければならない。



by kurarc | 2019-06-13 21:57 | trumpet

トランペットで吹く『淡水海邊』

中国(あるいは香港?)のギタリスト、STEVEN LAWさんがYou Tube上でジェイ・チョウの音楽をギター譜におこし演奏している。

彼のHPではその演奏と、楽譜のPDFを公開していて、誰でもダウンロードできるようになっている。その中から、『淡水海邊』というゆったりとしたテンポの曲をダウンロードして、トランペットで吹いてみる。

ギター譜のまま吹くと、高音ではハイCの音が出てくるので、かなり厳しい。1音または2音下げた方がよいかもしれない。もちろん、ギターで弾くことも練習したい。D tuningで5カポ。クラシックギターよりこの曲はスチール弦のアコースティックギターで弾くのがよい。STEVEN LAWさんもクラシックギターとアコースティックギターの二つのバージョンで弾いている。

STEVEN LAWさんは、You Tube上ではバッハの演奏なども公開している。星野源の曲もある。You Tubeは音楽好きにはなくてはならないコミュニケーションツールに成長している。


by kurarc | 2018-10-20 09:48 | trumpet

銀座 No Bird にて演奏発表会

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月一度トランペットを習っているが、そのトランペットを含むレッスン生のJAZZ BANDの演奏発表会が銀座No Birdで行われた。

No Birdは銀座7丁目にあるJAZZ BAR(Cafe)。イタリアン料理を提供するBARでもある。ここで、午後から12曲を演奏する。演奏者の同僚や家族、友人などを招いての演奏会であった。

銀座のJAZZ BARに入ることも初めてのこと。わたしのレベルではこのような場所で演奏するのはおこがましい感じがしたが、舞台に立つことが演奏レベルを向上させるのには最もよい経験になることもあり、多忙ではあったが参加した。

個人的に練習時間がとれなかったこともあり、演奏はボロボロ。しかし、何事も経験である。次に期待しよう。

by kurarc | 2018-10-01 00:08 | trumpet

井の頭公園でトランペットを吹く恋人たち

午後、井の頭公園を散歩する。西園を通り過ぎようとすると、トランペットの音が耳に響いてきた。西園グランドの中央で恋人たちが一台のトランペットをどうも交互に吹いているようだった。わたしが聴いたいのは女性が吹いている音であった。

井の頭公園ではトランペットなど大音量の楽器を吹くことは禁じられている。そうした規則を知らない若者たちであったようだが、特に夕方、まだ陽は落ちていないし、迷惑を感じるような音量でもない。

歩きながらその音を聴いていると、倉木麻衣の「Secret of my heart 」を吹き始めるではないか。倉木麻衣の世代とは思えなかったが、偶然に出かけた公園で、わたしの好きな曲に、それもトランペットの演奏で出会うとは、一体どういう風の吹きまわしなのだろう?

いつも思うが、こうした偶然のような必然のような出会いがあると、人の運命とは初めからプログラムされているのではないか、と思えて仕方がない。歩いていながら出会うすべての他者も、偶然ではないのではないか・・・それは、考えすぎだろうか?

by kurarc | 2018-06-17 19:41 | trumpet

倉木麻衣さんと吹奏楽

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ネット上で無料で手に入る楽譜(吹奏楽)を片っ端からiPadに保存しようと思い、検索していると、倉木麻衣さんの「渡月橋、君想う」の吹奏楽バージョンが無料でダウンロードできるページが現れた。こうしたサービスはめずらしい。この吹奏楽バージョンは有料でスコアが売られているから、スコア販売会社とどのような取り決めがなされているだろう?

倉木麻衣さんといえば、わたしには忘れられない想い出がある。ポルトガルの遊学から日本に帰った1999年12月、日本で一人の若い女性の新鮮な歌声がラジオから流れてきた。それが、倉木さんの歌『Love, Day After Tomorrow』であった。

ポルトガルに滞在中、宇多田ヒカルという歌手の歌がはやっているという噂がながれた。その名前を聞いて、男か女なのかもわからない。インターネットも当時はまだ今ほど普及していなかったから、日本のことなど何も伝わってこない。

帰国すると、今度はまた異なった女性がノリのよい歌を歌っているではないか。それも、まだ十代で。わたしには彼女の音楽が新鮮で、今でもこの歌が入っているCD『delicious way』をたまに聴き、当時のことを想い出す。

このCDは名盤だと思う。歌がうまいとは思えないが、下手ではない。彼女の声がよいし、彼女の品のいいところが好きである。これからも活躍を期待したい。

by kurarc | 2018-05-05 00:04 | trumpet

イタリア人トランペット奏者 Paolo Fresu 『THINGS』

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イタリア人のトランペット奏者、Paolo Fresuの『3 Essential Albums』を購入。3枚ひと組で安価なのがよい。その中の1枚が特に気に入っている。『THINGS』というアルバムである。

「DEAR OLD STOCKHOLM」という曲からはじまるが、この曲から引きつけられてしまう。ピアノとトランペットというデュオアルバムだが、ピアノのURI CAINEがまたよい。

マイルズ・デイビスあり、ガーシュインあり、さらにモンテヴェルディあり、そして、Paolo Fresu+URI CAINEの曲ありと、実験的なアレンジが多いが、全体として落ち着いたアレンジであり、静かな夜に聴くのに適している。

Paolo Fresuのアドリブがずっと気に入っている。チャット・ベイカーをさらに洗練させたようなメロディアスなアドリブである。「歌う」アドリブと言ってよいかもしれない。彼の吹くフリューゲルホルンの音も気にいっている。現在、わたしの目標にすべきトランペット奏者。もちろん、わたしにとって雲の上の人だけれど。


by kurarc | 2018-04-11 00:21 | trumpet

トランペット マウスピース

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トランペットのマウスピースの選択は未だに迷う。以前もこのブログに書いたが、自分に合うマウスピースは必ずあるはずだが、それに巡り合っているのかどうか、なかなか確信が持てない。

また、日によって唇のコンディションが違うため、今まで心地よく使用できたマウスピースが、急に使いづらくなることもある。マウスピースは目で見た感じはそれほど差異がなくても、唇にあてた感触はそれぞれ微妙に異なり、しまいにはどのマウスピースが本当に自分にあっているのかわからなくなってしまう。高音の出やすいもの、低音に強いものなど様々で、曲ごとにマウスピースを変えることも可能なのだが、わたしのようなアマチュアはそこまではできない。

写真はわたしが現在所有するマウスピースである。手前の2本が現在最も自分にあっていると思われるマウスピースである。シルキー12番とバック(ラージレター)6C。シルキーの方がマウスピースが浅く、バックの方が深い。どちらも捨て難いが、6:4でシルキーの方が使い易い感じか。この二つで来年は当分がんばるつもりである。

by kurarc | 2017-12-24 14:00 | trumpet

トランペット 基礎レッスン(第2回目)

東京フィルで活躍されているトランペット奏者の方による基礎レッスン第2回目。今日は、前回の復習をやったが、再度非常に基礎的な指摘をしていただき、参考になった。

それは、どういうことかというと、トランペットは、ピストンを押すと、管が長くなり、音が下がる、という構造を持っている。よって、ピストンを押して音を出すような場合は、何も押さないで音を出している時よりも、より多くの息を入れるような意識を持つことが必要、ということである。

この指摘は考えればごく当たり前のことなのだが、先生に言われて初めて気がついた。トランペットは、人差し指、人差し指と中指、人差し指と薬指、中指と薬指、人差し指と中指、薬指という組み合わせで音を出すが、つまり、指の数が多いほど音が出るまでの管の長さが長くなっているため、それだけ息を多く入れることが必要になる。それは実際はごくわずかのことだが、息の入れ方に対する意識を持つか、持たないかによって、音質に変化が出てくることは言うまでもない。

また、今日ピストンバルブの構造自体の違いを説明していただいた。わたしが使用するヤマハやベッソンのトランペットは、ピストンバルブとピストンバルブ自体の接続管は直管で結ばれているが、バックのトランペットは曲管で接続されている。この違いも大きいようだ。直管の場合は、曲管に比べ多少抵抗が増すので、その分、しっかりと息を入れることが必要とのこと。

こうしたトランペットの構造自体の違いによって、吹奏感、音色などに変化が生まれてくるのだろう。この辺りは今後の研究課題である。



by kurarc | 2017-07-09 16:00 | trumpet

トランペット 基礎レッスン(第1回目)

東京フィルハーモニー管弦楽団で活躍されているトランペット奏者の方に、合計2回、トランペットのレッスンをしていただけることになった。

第1回目は、基礎的なトレーニングを行う。現在は、曲をマスターしていくことを中心に練習しているため、基礎トレーニングを行うことはおろそかになっていた。ちょうど基礎を確認する良い機会となった。

基礎トレーニングは以下の通り行われた。

1)ロングトーンの練習。単音を10秒から始め、30秒伸ばすトレーニング。順番に伸ばす時間を変化させ、最後に30秒間吹き続ける。息を多く吸うことと吐くという基礎的なトレーニング。ここで重要なのは、多く吐くことにより、逆に多く吸えることの確認、一定の量を吐き続けるという非日常的なトレーニングを行うということ。

2)メトロノーム(60)に合わせて、基本的な音階をメトロノームに合わせて上昇、下降していくトレーニング。まずは、先生の音を聴き、それを繰り返す。この場合、運指を見るのではなく、音を聴くことに集中する。聴いた音を自分で再現することが重要となる。

1日目のレッスンは、この二つのみ。2)が意外と難しい。正確にメトロノームに合わせて音を出すことに慣れていないためである。こうしたトレーニングを一日の練習のはじめに行うと良いとのこと。

*トランペットの手入れについてもご指導いただく。まず、新しいトランペットは内部に研磨剤が残っていることが多いので、最初はこまめに洗い研磨剤をトランペットに残さないことが重要とのこと。また、バルブオイルは、演奏終了後にさす、とのこと。その際、余分なオイルを拭き取ってから、必要なオイルをさすようにしているとのこと。トランペットのマウスパイプは特に汚れるので、こまめに洗浄することが重要とのこと。

by kurarc | 2017-06-18 16:58 | trumpet