祐天寺 古民家リノベーション

祐天寺 古民家リノベーション_b0074416_22272533.jpeg



仕事で祐天寺へ。

祐天寺は久しぶりである。落ち着いた住宅地の趣、東京の中でもほっとするような街である。商店街をぬけた四角に廃屋のような古家をリノベーションしたカフェ、雑貨店?(店名:KEATS)があった。

これだけではなく、ほかにもいくつかこうしたリノベーションが見受けられた。写真のリノベーションは上階だけを見るとまさに廃屋である。開店前だったので、詳しくはわからない。小綺麗にしていないところがよい。

この程度老朽化した住宅でもこうした利用の仕方は興味深い。きっと、オーナーは30代くらいの若い年代の方ではないか?考えてみれば、わたしの子供の頃は、このような住宅ばかりであった。昭和の住宅だが、すべて新しくなるより、街に時間の奥行きが感じられてよい。

by kurarc | 2020-02-27 18:06 | 東京-Tokyo

防災としての手洗い

新型コロナウィルスの拡散がとまらない。初期の報道では、手洗い、マスク、うがいを、という単純な連呼のみであった。特に、「手洗いを」と報道するだけで、その具体的な手洗い方法まで報道されていなかった。こうしたときに、インターネットは利用価値が高い。図解入りで手洗い方法が紹介されている。

それとは別のはなしだが、大学付属病院などに入院すると、最近はインフルエンザに限らず、院内感染が蔓延しているため、手洗いの指導をされる。看護師さんに付き添われて、まず、手を洗わされる。そして、その後、ある試薬を手に吹き付けられると、洗い残した箇所が赤く染まる。わたしの経験では、指先の爪の付け根あたりに洗い残しが多かった。

テレビでも、アルコール消毒をするしかたとして、指先の爪側もアルコールを浸すようにある医師は指導していた。コロナウィルスに限らず、こうした手洗い方法、消毒方法は、小学校など集団生活を行う場で、子供たちに指導することが望まれる。手洗いは個人差があり、その石鹸の付け方、指の付け根まで丁寧に洗う人、洗わない人など様々である。子供の頃から、自分はどういうクセがあり、どのような場所に洗い残しが多いのか、知っておくことは重要であろう。

ここまでくると、手洗いも立派な感染予防という防災手段の一つになる。手洗いといえど油断はできない。

*こうした目に見えないウィルスの拡散で思い出されるのは、3.11時の放射性物質であった。また、わたしはヒッチコックの映画『鳥』を思い出してしまう。映画『鳥』とは、こうした目に見えない恐怖を目に見える形で表現した映画である。

by kurarc | 2020-02-20 18:55 | 東京-Tokyo

東京 電車、地下鉄に頼らず遊歩を楽しむ

東京はどこへ行くにも電車、地下鉄で行くことができる。それに慣れてしまうと最寄り駅まで電車、地下鉄を使い、目的地まで行くことが当たり前になってくる。南北方向に走る電車が少ないために、遠回り、迂回をすることも少なくない。

最近、少しでも電車に乗る時間を減らし、最寄り駅まで電車で行かず、目的地までの地図を見ながら、なるべく歩いて、余計な迂回を避けるようにしている。そうすると、なんでここまで行くのに電車を使っていたのだろうか、と思うことがしばしば起こる。

たとえば、わたしの住まいの最寄駅はJR吉祥寺駅だが、JR三鷹駅までの徒歩で行くことはよくするが、その先のJR武蔵境駅まではバスか三鷹駅から電車に乗るという選択しかしたことがなかった。これを、自宅から武蔵境駅まで歩いてしまうのである。時間はおよそ30分。実は大した距離でも時間でもないことに初めて気がつく。

また、九段下まで行くには、たとえば、東西線で九段下駅まで今までは行っていたが、それをJR飯田橋駅から歩いていく。そうすると、小さな丘を一つ超え、暁星中学校を過ぎて、靖国神社の入り口あたりから九段下まで行けるのだが、わずか徒歩で10分ほどである。(早稲田通りに沿って南下する経路である。)

こうして歩くことを優先すると、今まで知らなかった道、小径に出くわすし、興味深い建築物に出会うこともしばしば起こる。もちろん、交通費の節約にもなるし、健康のためにもなる。東京の移動で、時間に余裕のあるとき、天気のよい日にはなるべく電車、地下鉄に頼らないで、遊歩を取り入れたいと思っている。

by kurarc | 2020-02-04 23:07 | 東京-Tokyo

地下鉄銀座線 渋谷駅

地下鉄銀座線 渋谷駅_b0074416_20003112.jpeg


今日、初めて地下鉄銀座線渋谷駅を利用した。M型の大梁を特徴とする新駅舎である。

今までの銀座線渋谷駅は狭く、使いづらかった。銀座方面へ行くには使うしかなかったが、最近では四谷から丸ノ内線で行くようになっていた。しかし、これで、その狭さも解消され、使いやすくはなったが、駅までの動線は相変わらず煩雑である。

なぜM型なのかと思ったが、この上部に歩行者デッキが将来設置されるとのこと。このデッキを支持する構造としてM型の大梁が合理的であるためである。わたしはメトロの「M」かと単純に想像したが、構造的な理由からのようだ。

そして、外観を曲面としているのは、駅舎としての圧迫感をなくすことを意図しているという。その両方の条件を統合する形として曲面状のM型になったという。まだ、外部からは見学していない。その意図がどれほど反映されているのか後日確かめたい。

*M型の大梁はよいが、気になったのは駅舎の床である。軽量化するためだろうか、かなり華奢で簡素な床仕上げであった。木造建築の床を歩いているような感覚であった。

by kurarc | 2020-01-06 20:04 | 東京-Tokyo

市ヶ谷 記憶の中の家

最近、東京の中でお気に入りの場所は市ヶ谷である。内濠側の靖国通り周辺と外濠側の坂道の街、その両方ともに興味がある。

市ヶ谷には幼少の頃の思い出がある。以前にも書いたと思うが、母の親友が筑摩書房の社長夫人であったこともあり、わたしは何度か市ヶ谷にある社長宅へ遊びに行ったことがある。大きな玄関を入って2階に上がると大きな縁側の外に庭が広がっていた。縁側には卓球台が置いてあり、社長さんの娘さんたちが卓球をして遊んでくれた。わたしは2階に庭があるということをはじめ不思議に思ったが、この家が坂道沿いに建っていることに気がつき、納得した。この時、わたしは初めて空間のようなものに興味を持ったのである。この家の経験がのちに建築に興味を持つきっかけとなったと思っている。わたしにとって市ヶ谷の起伏ある地形、地景はわたしの原点と言えるような場所である。

市ヶ谷は東京らしい街である。堀によって見通しがきく景観があり、直線的に伸びる靖国通りは伸びやかで、通りの左右両側には坂道が続く。ここには新宿や渋谷といった俗化した街にはないオフィス街や大学街としての落ち着きがある。

今日は市ヶ谷の東京家政学院大学で旭川家具に関するレクチャーを聴講してきた。こうした都市の中で学び、生活できる大学生は羨ましいと思った。大学内では女子大生たちが楽しそうに会話していた。

残念なのは、元筑摩書房社長宅がどのあたりであったのか思い出せないことである。記憶の中には前面道路やその周辺の景観など覚えているが、50年近く前のことなので、市ヶ谷駅からどのように歩いて行ったのか全く思い出せない。今、その住宅が残っているとも思えないが、今度時間があれば、市ヶ谷の散策をしてみたいと思っている。

*筑摩書房の社長とは竹之内静雄さんである(2代目の社長である。竹之内さんは、1950年、『ロッダム号の船長』で芥川賞候補になっている。)。著書に『先師先人』(新潮社)がある。出版社の編集者として様々な文士、哲学者などに会った時のエピソードがまとめられている。太宰治の章では、太宰が心中した頃ことが述べられている。竹之内さんが筑摩書房へ入社したばかりの時、太宰は「君は、日本一ぜいたくな本屋に入った」と祝福してくれたという。また、こんなエピソードも書いている。太宰に長女園子さんが産まれた時、「産まれてきた子供を見て、ああ、かわいそうだ、と思った。かわいい、のではなく、かわいそうなのだ」と太宰は言ったという。

by kurarc | 2019-11-30 20:52 | 東京-Tokyo

渋谷の変貌と國學院大学博物館周辺

渋谷の変貌と國學院大学博物館周辺_b0074416_21471295.jpeg

縄文土器などの収集品を観に國學院大学博物館へ。渋谷から麻布の方面へ歩いて、丘上に國學院大学はある。渋谷の中では非常に閑静な住宅街といってよいところで、環境は非常によい。そして、大学自体もまだ新しく、都心部のキャンパスとしては申し分ない。 

こちらの博物館ははじめて訪れたが、内部は非常に整った展示がなされており、観るに値する博物館であった。また、無料であるのもよい。現在、大嘗祭関連の展示もあり、タイムリーであった。

帰りに裏道を通りながら渋谷へと引き返したが、改めて渋谷の変貌ぶりには驚く。その一方で、金王八幡宮付近の静かな佇まいは渋谷という環境を忘れさせてくれるようなオアシスで、貴重な空間と言える。

渋谷は超高層ビルのラッシュである。その超高層ビルをつなぐ空中歩廊のような街路が張り巡らされ、渋谷の都市を21世紀の都市に造り替えている途上である。2025年頃にはひと段落するようだが、ただでさえ落ち着きのない街がさらに喧騒を上塗りすることになっている。

こうした街を人々は楽しそうに歩いているが、それはなぜなのか?日本人はこうした新しい都市が好きなのだろうか?

by kurarc | 2019-11-19 21:47 | 東京-Tokyo

八国山緑地(東村山市)で野鳥観察


八国山緑地(東村山市)で野鳥観察_b0074416_20044099.jpg

幼なじみ3人で野鳥を見る会を催している。先日、東京都東村山市にある八国山緑地へと出かけた。国分寺から西武線にのり、東村山駅で乗り換え一つ目の西武園で下車。そこから歩いて5分もすると八国山緑地が現れる。武蔵野の面影の残る緑地であり、ちょっとしたハイキングコースとなるような緑地帯、丘陵地帯である。

この緑地帯の中に池(湿地)があり、その周辺に陣取って野鳥たちが現れるのを待つ。この日に遭遇した野鳥は、コゲラ、ガビチョウ、シジュウカラ、アカハラ、アオジ、シメ、ツグミ(上写真)など。地元の井の頭公園ではシジュウカラはよく遭遇するが、それ以外はなかなか目撃できない。井の頭は都市公園としては快適だが、人が多いせいか、なかなか野鳥はいつかない。水鳥は種類も多いが、今年はまた始まるカイボリのせいで、野鳥の数もかなり減少しそうである。

驚いたのは、東京でありながら、よく残された自然である。この辺りは、狭山丘陵を含めて、古代多摩川が削り残した丘陵地帯がよく残存している。北(所沢市)は埼玉の県境であり、古代多摩川は当初、埼玉側へも流れていた。このあたりに来るのは小学校の遠足以来である。東京もまんざら捨てたものではない。東京に暮らす人々はこうした自然を忘れているのでは?(そういうこのわたし自身が忘れていたのである)あるいは、近場だけに相手にしている人は少ないと思われる。

今年は、こうした近場の自然を楽しみたい。そして、野鳥の知識を増やすことが目標である。

八国山緑地(東村山市)で野鳥観察_b0074416_20050681.jpg

by kurarc | 2018-01-10 20:05 | 東京-Tokyo

大手町界隈

大手町界隈_b0074416_19075201.jpg

東京へ出たついでに、大手町界隈を歩く。東京駅周辺で、現在最もドラスティックに変化しているのが、大手町界隈である。主に、新しい超高層ビル街へと移り変わろうとしているのである。

東京駅周辺というと、丸の内を歩くことが多い。大手町はオフイス街というイメージがあり、買い物に行くような場所でもない。実際歩いてみると、商業地域とは言えないが、オフィス街だけあり、落ち着きがあり、丸の内方面よりむしろ静かで過ごしやすい。また、すれ違うビジネスマンたちは英語ほかの言語を話している人たちが多く、海外のエリートたちの集まる街として成長しているようだ。

大手町だからといって、物価も高いわけではない。今日たまたま見つけた読売新聞社本社内1階にある"yomi cafe"では、コンビニ価格でコーヒーや紅茶などが楽しめる。テーブルもあり、長居することもできる。こうしたところを利用すれば、スタバなど高いカフェを利用することなく、いっぷくできるのである。

大手町界隈は、確実に日本の中枢を担うオフィス街へと変化していることを感じた。

by kurarc | 2017-11-10 19:09 | 東京-Tokyo

都立多摩図書館見学

都立多摩図書館見学_b0074416_20563074.jpg

大学時代の友人から都立多摩図書館(上写真)がよい、との噂を聞き、早速連休を利用して出かけてきた。西国分寺駅南口から5分ほどのところに都立多摩図書館はある。中に入ると、通常の図書館に感じられる重たい雰囲気がないせいもあり、利用者は若者から年長者まで数多く、図書館には珍しく活気があった。

都立多摩図書館は、雑誌(約6,000タイトル)と児童書籍に特化した図書館である。主な雑誌はすべて閲覧できるので、こうした図書館ができてくれたおかげで、雑誌を買う必要はまったくなくなった。書店に置かれている雑誌は偏りがあるので、ここで全国で出版されている雑誌を比較できる。図書館であるから、バックナンバーまで閲覧できるのもよい。

今日は児童図書までは見なかったが、大人でもかなり楽しめそうである。小さなカフェと入り口近くには、企画展示スペースがある。都立中央図書館の方は、かなり老朽化が進み、今ひとつ利用しづらい。やはり、図書館は建築が優れていることが大事であることを、こうした新しい図書館を経験するとよくわかる。せんだいメディアテークなどを見学した時にも感じたが、図書館にはできれば一日中過ごせるような機能が配備されていることが望ましい。食堂(レストラン)、または食事まで提供するカフェは必須である。それは、街の小さな図書館であってもかわらないと思う。

こうした図書館がなぜわたしの住む三鷹市ではなく、国分寺にオープンしたのか、大変残念に思う。23区外の各市の中央図書館はこの図書館のレベルになってほしいものである。三鷹市は図書館ではかなり遅れをとっている。ジブリミュージアムを誘致したのはよいが、文化施設の建築のレベルを底上げすることに力を入れないと、人口はどんどん減少をたどり、三鷹以西の郊外へと流れてしまうことになるだろう。

三鷹市は、太宰治の資料と吉村昭の書斎を移築して文学館をつくるというが、こうした内容を含む図書館にすべきだった。多分、井之頭公園西園内あたりに建設されるのだろうが、この環境にカフェを含む図書館が建設されれば、井之頭公園の価値はさらに増すことになると思うが・・・

by kurarc | 2017-11-05 20:57 | 東京-Tokyo

虎ノ門ヒルズ

虎ノ門ヒルズ_b0074416_13221184.jpg
都心には超高層ビルが相次いで建設されている。わたしは特に興味を持ってはいないが、超高層ビルを建設するのであれば、その周辺に広大な公園や緑地、空地を設けるべきであると思う。そのような緑地を配した超高層ビルの中に、虎ノ門ヒルズがある。

2階裏庭に当たる場所に、広大な芝生の緑地(上写真)が設けられていて、この広場に面してカフェやレストランなどが配置されている。都心では珍しいが、こうした配慮は当たり前のことだろう。新宿西口の超高層ビル街はこうした配慮に欠けて開発されてしまった。個々の超高層ビルが、こうした緑地を持ち、その各々が連続していくような都市計画があらかじめあれば、あの殺伐とした超高層ビル街はもう少しくつろげるスペースになったに違いない。

虎ノ門ヒルズ2階にある虎ノ門ヒルズカフェのランチはお薦めである。この立地からするとかなり安い(850円)。ご飯(大中小から選択、確か五穀米のような感じだった)、副菜2点、メイン1点が選択できる。わたしの地元吉祥寺であれば、多分、1200円〜1300円以上するようなランチであるが、なぜか都心スーパーの弁当代ほどで食べることができる。コーヒーは100円追加すればよいが、味の方はわたしの好みではなかった。



by kurarc | 2017-09-14 13:23 | 東京-Tokyo