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熱波 インド

「熱い」夏が一段落した。次は暑い夏がまだ続く。40度を超える猛暑を久しぶりに体験し、かつてインドで体験した猛暑が頭の中によみがえってきた。

33年も前のことになる。1985年の4月、インドの夏に相当する季節に、1ヶ月ほどインドを旅した。暑さと人混みによる暑さで初めてのインドの旅は疲れ果ててしまった。列車を予約しても、自分の座席に行くと、必ず座っているインド人がいた。その人をどかすことから旅は始めなければならない。バスの旅が大半だったが、クッションのほとんど効いていないバスに長時間乗ることは苦痛であった。深夜バスに乗り、バスターミナルで仮眠をとって、また旅が続く。その繰り返しであった。

ニュー・デリーの宿でのことである。わたしが泊まった宿には日本人が3、4人いて、彼らと久しぶりに日本語を使って話した。インドの夏は想像以上に暑かったが、湿気がないことと夜になると気温が冷えてきて、なんとか過ごせるのだが、部屋の中は熱気がたまって眠ることができない。そういうときに、毛布を一枚、屋上に持って行って、星を見ながら眠るのである。

同じ宿に泊まる日本人らと屋上に集まり、星を眺め、旅の話に花を咲かせながら、一夜が過ぎていく。わたしは沖縄から来た、と話すと彼らは目を輝かせてくれた。インドを旅する日本人は変わり者が多かったが、今から思うと変わっているどころか、最もまともな日本人たちであった。その宿で一緒だった日本人たちは今どこで何をしているのか、わたしにはまったくわからないが、きっとそれぞれ個性的な仕事について、一生懸命に働いているに違いない。

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by kurarc | 2018-07-28 00:57 | asia

今年はアジアを知る年に

先日、久しぶりに台湾映画をみて、アジア地域に対する興味が沸き立ってきた。わたしが初めて訪れた海外は台湾である。トランジットとしてであったが、台北に一泊して、その後、タイのバンコックへ向かった。

台北のホテルの一室で一夜を過ごしただけだが(11ヶ月後にまた台北に戻ってきた)、特に印象深い記憶は、ホテルからバスで空港に向かうときに、道端に一面夾竹桃の花が咲いていたことである。夾竹桃は、実家の隣の庭に植えてあり、いつも夏場になるとその花を楽しんでいたこともあるが、その後、ローマについたとき、ローマは夾竹桃で満開であった。ローマの花でもあった夾竹桃に再会して、出発点の台北を思い出すことになった。

アジアはもちろん嫌いな地域ではないが、以前いくつかの国を旅したときに少し抵抗を感じたことはある。アジアの中で経済大国になった日本人に対して、アジアの人々は対等につきあってくれないのである。気後れしているような感情をもっているのだろうか。そのことが、わたしをアジアから遠ざけたのだが、それはわたしの勝手な偏見でもあったと思う。

本当はアジアを知ることは日本を逆照射することになる、そのことが煩わしかったのである。映画『悲情城市』を久しぶりにみて、やはり、それではいけないと思うようになった。脳の中の風通しをよくするためにも、アジア世界への感性を今年は開いていく年にしたいと思う。もちろん、アジアだけでなく、ヨーロッパ、アフリカ、中南米世界にも。

*カテゴリに「asia」を追加した。
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by kurarc | 2015-02-02 22:05 | asia

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