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by S.K.

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門前仲町の住宅 アズレージョタイル貼り

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現在進行中の門前仲町の住宅のキッチン前の壁に「アズレージョ」というポルトガルタイルが施工された。

アズレージョはその名の通り、アズール(ポルトガル語azul 青いの意)を基調としたタイル。ポルトガルではそれにイエローやグリーンを混ぜて絵付けされたタイルが多い。

この色彩の感覚は、やはり日本人にはないのではないか?同じ模様でもそれぞれ手作業で絵付けされているので、日本のタイルのような画一的な感じにはならない。

部屋の中が、明るく輝く感覚になる。今まで設計したキッチンにはない華やかさを醸し出している。
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by kurarc | 2013-02-27 17:23 | 門前仲町FM-House

facebookをポルトガル語の教材に

facebookでポルトガルの女性ミュージシャンTeresa Salgueiro(テレーザ・サルゲイロ)のページフィードを読むようになった。

彼女のシンプルなポルトガル日記のような文体は、ポルトガル語のリハビリにはちょうどよいレベルだ。facebookをこのように使うことは思ってもみなかった。文章の量も毎回考えられているようで、冗長に過ぎず、適度な量であることもよい。

添付される写真も興味深いもので、まだ訪ねたことのないポルトガルの都市の写真からは変化に富んだ建築様式が観察できる。それにしても、彼女のポルトガル語は明快で無駄がない。最近改めてポルトガル語は「美しい」言葉であることが感じられるようになった。どのように美しいのかを言うことは難しいが、簡単に言えば簡素、簡潔で奥が深い、ということか。

スペイン人がポルトガル語で詩をつくるという習慣をかつて持っていたのもうなずける。
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by kurarc | 2013-02-23 00:10 | music

ジェネラティブ・アート

以前、入院中にProcessingというデザイン、アートのためのプログラミング言語の本を読んでいたが、どうも言語の解説のみで、楽しくなるまでにはいかず、今一つ先に進まなかった。

最近出版された『ジェネラティブ・アート』(マット・ピアソン著)では、より具体的にProcessingという言語を学習できそうなので、早速購入する。

本書の最初に、監訳者である久保田晃弘氏の興味深い文章が掲載されている。ベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』を引用しながら、「アウラ」の変容、すなわち、現代における「アウラ」の再定義について記述している。

そのキーワードとなるのが本書のgenerative(生成)である。久保田氏はそれを「デジタル技術によって可能になった非破壊ノンリニア編集による多数のバージョン並置によって、分散型、並列型の「アウラ」への変容」ととらえている。

本書はこの新たな「アウラ」を体験したいものたちへの実践の書である。

*注意しなければならないのは、新たな「生成」というアートの「アウラ」のもとで、「非生成」といっていい従来のアートが逆照射されるであろう、ということ。また、「生成」という概念でとらえ直されるであろうということ。建築はアートではないし、日々生成するような運動体ではあり得ないから、「古い」タイプのアウラを求めるしかない。
自然でいえば、「静止」している樹木のような生体がより重要になってくるし、その存在が明確にとらえられるようになってくると言える。
そもそも、Processingで取り上げられるモチーフが自然の中のフラクタルな図形などであるから、結局、自然を別の角度でとらえていることに過ぎないのかもしれない。
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by kurarc | 2013-02-20 21:39 | art

新宿パークタワー ギャラリー3にて展示会

家づくり大賞の展示会が新宿パークタワーのギャラリー3で開催されます。先日、ブログで書きました鎌倉IS-Houseのパネルの展示等もできるようですので、お時間のある方は是非お出かけください。

詳しくはこちらのHPへ
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by kurarc | 2013-02-19 23:41 | 鎌倉IS-House

ブーケ・ガルニ 

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aromascapeのカテゴリは久しぶりの更新になる。

ティーバック化されたブーケ・ガルニを購入し、ポトフをつくる。料理中には部屋の中に香草の香りが充満し、さわやかな気分になる。

私の購入したブーケ・ガルニは、ローレル、オレガノ、ローズマリー、オールスパイス、サボリ、タイム、パセリ、フェンネルが原料。こうした香草を使うことで、安い材料の料理でも格段に味のレベルが上がってしまう。

このアロマをかいでいると、頭の中が明晰になるような錯覚を味わうことができるし、地中海を感じることができる。料理は味だけでなく香りが大切であることをブーケ・ガルニが気づかせてくれた。

*香りといえば、最近気づいた香りは落ち葉の香りである。12年ぶりに地元に戻り、落ち葉の堆積する井の頭公園を歩くと、子供の頃からかいでいた落ち葉の香りが記憶の中から立ち上って来た。
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by kurarc | 2013-02-17 20:26 | aromascape

「鎌倉IS-House海から収穫された杉材によるリノベーション」が入賞

NPO法人家づくりの会主催による、第1回家づくり大賞、素材ディテール部門(一般投票の部門)において、「鎌倉IS-Houseー海から収穫された杉材によるリノベーション」が部門賞を受賞いたしました。

今回、こうしたイベントを企画していただいた家づくりの会の方々、及び、私の仕事に投票いただいた方々に御礼を申し上げるとともに、改めてこの仕事を与えていただいたクライアントの方に感謝いたします。

これからもよい住宅づくりを目指して、なお一層の努力をして参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

受賞の発表されたHPはこちらからどうぞご覧ください。
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by kurarc | 2013-02-16 22:08 | 鎌倉IS-House

栗焼酎「おくりおくら」

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「おくりおくら」という愛媛の栗焼酎を買う。高価な焼酎というほどではなく、ごく普通の焼酎だが、このネーミングに引きつけられてしまった。

「おくり」は「御栗」、「おくら」は「山上憶良」のおくら。憶良の歌、

「瓜食めば 子供念(おも)ほゆ 栗食めば まして偲(しの)はゆ 何処(いづく)より 来たりしものぞ 眼交(まなかい)に もとな懸りて 安眠(やすい)し寝(な)さぬ
(『万葉集』巻5-802)」

の中にちゃんと栗が使われていることからのネーミング。

山上憶良は、百済の帰化人という説もあり、万葉集の歌人の中で、社会派の歌人としてその特異さを放っているという。

焼酎は、栗の香りと上品な甘さのバランスがよく、塩味、だしの効いた関西料理に合いそうである。こうした栗焼酎を味わいながら、憶良の歌をじっくりと鑑賞する余裕、ゆとりをもちたいものである。
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by kurarc | 2013-02-15 23:41 | gastronomy

『シネマの快楽』(蓮實重彦、武満徹著)から建築へ

初版は20年以上前の本。この本の最後、二つの章で、ビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』と『エル・スール』について、重鎮二人が論じている。二人とも、エリセの映画を絶賛しているが、映画通の二人だけあって、映画から発想された想像力には普通の人間には思いもよらない世界があふれている。

蓮實は『ミツバチのささやき』にエリセの西部劇の好みを読み取り、それが映画の小道具(汽車、駅、一軒家、学校、馬車、平原など)に現れていることを論じたり、武満は作曲家らしく、エリセの映画の中の音響と音響がつくる空間の見事さを論じている。

その中で、二人に共通するのは、エリセの映画が誰でもわかる映画であるのに、通俗的な映画に陥いらず、映画性を逸脱していないことに賞賛をおくっていることである。また、蓮實はこの対談の中で、エリセの映画を「過去に向かわせないなつかしさ」である、という興味深い表現を使っていて、新しい表現方法を行いながら、暖かさをもち、その暖かさがなつかしさにつながるということを論じている。

何か彼らの対談を読んでいると、私が建築で目指そうとしている方向性と重なってくるのを感じる。つまり、「エリセの映画のような建築」が目下のところ目指すべき一つの目標であることが彼らの対談から理解できたのである。

*以前、ポルトガル語教室のクラスメートとエリセについて話したことがあった。彼はスペインに滞在していたこともあって、スペインのことに詳しい人間であったが、エリセの映画はスペイン映画ではない、と言っていた。しかし、私はスペインとは思われないこの世界こそ、やはりスペインなのである、と思う。スペインは複数の異なる世界、民族の集合のような国。スペインをフラメンコやガウディといった紋切り型のイメージから解放しなければならない。
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by kurarc | 2013-02-14 22:45 | cinema

HP内のよみがな機能と音声出力機能

現在、いろいろな面で関わりをもたせていただいている株式会社まちづくり三鷹のHPには、ふりがな機能と音声出力機能が付属している。

かなりHPはみるが、こうした機能が装備されているのは初めてのことである。ふりがなは、たとえば外国籍で日本語を勉強しているような人にはやさしい機能であるだろうし、音声出力は眼の不自由な方への配慮になる。

これで、あとはもう少しインターフェースを整えてもらえるとありがたい。

*ふりがな機能は、結構まちがいがある。「南口」を「なんぐち」などとしている。こうした間違いは問題あり。
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by kurarc | 2013-02-13 21:02 | 三鷹-Mitaka

KAYA ココナッツジャム

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飛騨山椒を探しにいったついでに、見つけてしまったKAYAというココナッツのジャム。

シンガポールで、このジャムを塗ったトーストは、朝食やブランチ時に食べるのがポピュラーだという。ココナッツミルクと全卵に砂糖を加えて煮詰めたもの。それにパンダンリーフという緑色の葉でつくられたジュースを加え色づけし、薄い緑色のジャムにしたもの。ココナッツでつくられたアンコの感じである。

高田馬場で行きつけであったカンボジア料理屋「カンボジア」(今はもうない)には、丸ごと蒸したカボチャの芯にココナッツミルクでつくられたプディング入りの野菜のスイーツ(ラパウ・ソンクチャー)があり、お気に入りであったが、ココナッツの味、香り、風味にひきつけられるのは、アジア人の遺伝子によるものなのか?

朝食の新しいレパートリーが増えたことが喜ばしい。
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by kurarc | 2013-02-11 00:55 | gastronomy


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