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コンビニ問題

都内でたまたま某コンビニの株主総会会場の前を通ることがあった。警察などが警備にあたり、並々ならぬ雰囲気を漂わせていた。コンビニオーナーと思われる方々が通り過ぎる市民にビラを配っている。わたしもそのビラを手に取った。

そのビラには、マスコミを騒がせている24時間営業の是非をはじめ、劣悪な労働環境について、過労死について、また、株価の低落など様々な問題が書かれていた。コンビニというビジネスモデルが崩壊しかけているということのようである。

コンビニは便利だ、という理由で利用する市民も悪いのだが、なぜ24時間営業になってしまったのだろう。それに、なぜこれだけの件数が増加したのだろうか。わたしは以前からコンビニを地域に密着したビジネスモデルに変換すべきと思っているが、なぜそのようにならないのか?どのコンビニに行っても、並んでいる品々は似たり寄ったりであるのはなぜか?疑問をあげれば切りがない。

コンビニを新たなビジネスモデルとして再構築できるかどうか、できるコンビニが生き残り、できないコンビニは廃業に追い込まれる、そのような構図になることは目に見えている。この時期に新しいコンビニへの転換を図るしかないと思われるが・・・

by kurarc | 2019-05-23 18:17

オーディオガイドアプリ

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来週、久しぶりに沖縄へ行くことになった。恩師のお墓参りを兼ねての旅である。考えてみると沖縄は22年ぶりくらいになる。随分とご無沙汰をしてしまった。モノレールもまだ見たことはない。首里城はどうなっているか?35年前に住んだアパートはどうなっているか?新しい建築はどのようなものがあるのか etc.・・・などいろいろと気になる。

首里城のHPを検索していると、オーディオガイドアプリをインストールできることを知り、早速スマホに取り込んだ。首里城のものばかりと思ったが、全国の観光地のアプリも含まれていた。首里城のものは無料で音声付きガイダンスを聴くことができる。なかなかしっかりとつくられている。勉強にもなる。首里城の復元はすべて終わっていないことなども恥ずかしながら知る。来週、沖縄に行ったときに、その復元状況を確認できそうである。

こうしたアプリははじめて使用するが、無料であることはありがたい。有料で旧那覇を紹介するアプリもあったので購入する。わたしの住んでいた辻の街の紹介もあった。昔は遊郭街であったというこの街には300もの遊郭が存在した・・・といった紹介を音声で聴くことができる。

スマホもすてたものではない。

by kurarc | 2019-05-22 21:21

アナ・マリア・ヨペック 『ULOTNE 幻想』

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ポーランドの女性歌手アナ・マリア・ヨペックの最新作『ULOTNE 幻想』を聴いた。ブランフォード・マルサリスとのコラボレーションによるアルバムである。このCDで彼女の音楽世界が完成されたと思わせるような力作である。

今回は特に民族音楽からインスピレーションを受けた曲に力を入れて制作されている。いままでのCDではポーランド語のみが歌詞として付属していたが、今回のアルバムで初めて日本語訳がついた。これで、やっと彼女がどのような歌詞を歌っているのかが把握できることになった。日本に彼女の音楽が定着したことの現れだと思う。

今回のCDはポーランド音楽としか言いようのない透明なハーモニーと独特のモードを選択したメロディーが際立っている。そして、どこか東洋的な響きを感じさせる。このCDで驚いたことは、彼女が声によってインプロヴィゼーションできる能力をもっていて、2曲目の「カジドランスキ森」という曲で、ポレスワフ・レシミャンの詩を引用しながら行っていること。

ブランフォード・マルサリスのソプラノ・サクソフォンの演奏は洗練されていて、CDの完成度はいつもの通り高い。これだけのCDが制作できるという背景には、豊穣な民族文化がポーランドには蓄積されているということなのだろうか。多分、年内に日本でコンサートが行われるだろうから、是非、足を運びたい。

by kurarc | 2019-05-21 00:41 | music

黄金分割は美しいか?

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最近、You tubeをよく利用する。この中では、大学、あるいは大学院の授業よりもためになると思われる講座が数多くある。特に、音楽に関して多くのことを学ぶことができるが、たまたまジェネラティブアートの講座に出くわし、巴山竜来氏というジェネラティブアートの本(上)を出版した数学者の講義が目についた。

その講義の中で、「黄金分割は美しいか?」といった解説があり、興味深く聴講した。建築の世界では、イタリアの建築家ジョゼッペ・テッラー二の「ダンテウム」のなかに登場する黄金分割が有名だが、たとえば、ある絵画の中に、あるいは構図の中に黄金分割が潜んでいる、というような場合、厳密に小数点以下5桁、6桁までを我々は把握し、美しいと言っているわけではない。

巴山氏は、それを数学者らしく、代数式に置き換えて理解する方法を提示していた。

黄金分割(黄金数) φ=1+1/φ 

を満たす数φである。このとき、φは、自らの定義の中に自らの数を含む、再帰性をもつ数である。上式の右のφに1+1/φを代入していくと、無限に1とφが連続するような数式(連分数)が描ける。このことは自己相似性へとつながるような数を意味していることになる。いうまでもなく、自己相似性は自然界の中に潜む数学の代表的な法則といえるものである。

感覚的に美しいと思うものも、実はその中に美しさを証明するような数式が潜んでいるということだが、そう言われても、やはり美しさとは何かについて理解できたとは思えない。そもそも「美しい」という言葉を人間はなぜつくったのだろう?

「美しさ」は時代により変化する概念でもある。よって、22世紀頃になれば、「美しさ」も変化することは目に見えている。少なくとも「普遍的な美しさは何か」を問うことは間違った問いだといえるのだろうが、22世紀の人間も、春の桜や秋の紅葉を美しい、と思うのだろうから、そこには何かがあるはずであるが・・・



by kurarc | 2019-05-17 23:11 | nature

fragment2019/05/16 音楽理論

現代音楽理論(ジャズ・ポップスを理解するための)

*モーダル インターチェンジ
 レディオヘッド:No surprisesのイントロほか
 宇多田ヒカル:Automatic内のコードの使い方

*ナポリの6度
 ショパン:夜想曲

*ピカルディーの3度
 バッハ:マタイ受難曲

*リディアン・クロマティック・コンセプト
 ジョージ・ラッセルによる理論
 武満徹がいち早く翻訳を試みる
 マイルズ(exam.Solar)、ビル・エヴァンス、コルトレーン等を理解するために必須
 単一の調性、汎調性、多調性、無調性という考え方

*レニー・トリスターノ・スクール

*ハーモロディックス理論
 オーネット・コールマン

*Mベース理論
 スティーブ・コールマン

*濱瀬元彦の調性理論



by kurarc | 2019-05-16 20:57 | fragment

「キムリア」保険適用

キムリアが保険適用されることになったという。白血病を患う患者さんにとっては朗報なのだろうが、こうしたガン免疫遺伝子治療がガンに確実に効くかというと、どうも疑わしいものらしい。さらに、副作用の羅列をみると、この薬、治療法を使おうと考える患者さんを尻込みさせるような症状が膨大に並んでいるのである。

副作用の一つは、サイトカイン放出症候群と呼ばれるもので、腫瘍を攻撃するサイトカインが正常細胞まで攻撃してしまうというもの。微熱、高熱ほか意識障害や呼吸困難他の副作用が現れるという。

副作用のもう一つとして、重篤な神経系事象が現れるという。精神や脳、神経の不調による症状、錯覚、幻覚ほかの副作用が現れる可能性があるという。

その他、血球減少、低ガンマグロブリン血症、感染症、腫瘍崩壊症候群などの副作用が列挙されている。

以上のような副作用の列挙はどのような薬による治療にも併記されるものだが、これらが風邪薬の副作用のようなレベルを超えている訳だから、キムリアにより治療を選択するか否かについて、患者さんは相当悩まれるはずである。これらの副作用はキムリアで治療する患者さん一人一人に異なる副作用がでることが予想され、医者もどのような副作用がでるのか予測もできないだろうから、正直、「治療してみなければわかりません」と医者から言われることは目に見えていると思われる。

話は変わるが、このような時期になぜ高額な治療薬が保険適用になったのか?もしや、有名なスポーツ選手が白血病になったことと関連しているのではないか、と誰しもが思ったのではないだろうか。そのようなこととは無関係で、偶然だとは思うが・・・



by kurarc | 2019-05-15 21:20 | nature

A.C.ジョビン 映画『暗殺された家の記憶』テーマ曲

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ジョビンの『マチータ・ペレー』というタイトルで発売されていたCDは、タイトルが改められ、『Jobim』(上)というタイトルで発売されている。『マチータ・ペレー』は今まで聴いたことのないCDでずっと気になっていたものだったので、買い求めることにした。

収録曲の中に、映画『暗殺された家の記憶』テーマ曲4曲が収録されていて、これがよい。このテーマ曲で初めて気がついたが、ジョビンの実質的に最後のCDとなった『Antonio Brasileiro』の14曲目の名曲「ショーラ・コラサオン(日本語で「泣けよ心よ」といった意)が実はこの映画のテーマ曲であったことがわかった。その他、日本語で言うと、「失われた庭園」、「コーディスバーゴへの列車」、「奇跡と道化」の4曲が収められている。

実は、この「失われた庭園」という曲を伊藤ゴローのCD『ARCHITECT JOBIM』(下)で知り、『Jobim』に含まれていたこともあり、ますます購入したくなったのである。伊藤ゴローのCDは、ジョビン生誕90周年を記念してジョビンに対するオマージュとして製作されたもので、こちらも力作である。

『Jobim』(=『マチータ・ペレー』)は、ジョビンの中で最も評判のよくないCDであったが、実際聴いてみると、確かにジョビンの歌はよくないが、その他、彼のボサノヴァを超えた音楽領域を切り開いたようなCDとなっていて、聴き応えは十分であった。

アサド兄弟が、ギターで「失われた楽園」を弾いているという。そちらも是非聴いてみたいと思っている。

*コーディスバーゴはベロ・オリゾンチの北、ミナス・ジェライス州の街である。わたしが訪ねたオーロ・プレットはベロ・オリゾンチの南に位置する。映画の中でどのような街として取り上げられているのか気になる。


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by kurarc | 2019-05-13 20:02 | music

求道会館、求道学舎見学

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武田五一設計の求道会館、求道学舎を見学した。東京ヘリテージマネージャーの会、設立記念シンポジウムの一環で行われた見学会であった。

求道学舎(上写真)は、一部個人宅の内部まで見学させていただく。求道学舎は階高が高く、リノベーションには非常に適していたという。わたしが最も興味をもったのは、求道学舎(リノベーション)が規則的な開口部をもつ建築物であり、決してインテリアから発想された開口ではないにもかかわらず、内部のインテリアについては、その規則的な開口の中で自由に発想され、なにか不自然な、あるいは不自由なプランになっていなかった点である。(見学させていただいた個人宅は、一部廊下部分が部屋にされていた。)

建築家はプランを優先的に発想し、そのプランに適した開口部を考えることが普通である。それによって、全体の外観を考えるとバランスを失った開口部になることもある。それらをまた設計変更して、バランスを調整していく訳だが、この求道学舎の仕事を考えると、新築においても外部から建築を発想することも可能なのではと思わされたのである。

この発想は、古典的な発想と言えるかもしれないが、はじめに規則的に開口部の位置を設定することはコストの面から、また構造の面からも非常に合理的である。そのように外殻を決めてから、その開口部に内部のプランを適合させていくという進め方ができる、ということをこの求道学舎のリノベーションが証明している、ということである。
(たとえば、超高層ビルはほとんど規則的な開口部をもつ。リノベーションを行う場合は、その規則性に従わなければならない。)

*南側の開口部は壁量に余裕があったことから、幅を900mmから1200mmに変更しているとのこと。それにしても、規則的な開口部の位置は根本的には変わっていない。



by kurarc | 2019-05-12 21:21 | architects

『すごいジャズには理由がある 音楽学者とジャズピアニストの対話』岡田暁生、フィリップ・ストレンジ著

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『すごいジャズには理由がある 音楽学者とジャズピアニストの対話』(岡田暁生、フィリップ・ストレンジ著、アルテスパブリッシング)を一気に読む。仕事が忙しいときほど、皮肉にも本を読みたくなる。最近、再びジャズの学習をはじめたこともあり、この書物はちょうど現在の欲求を満たしてくれる内容であったため、読み進むうちに止まらなくなってしまった。

ジャズに関する本は膨大にあるが、ジャズ評論家がウンチクを語るものか、ミュージシャンによる理論的なものに偏る傾向がある。本書はそのどちらでもなく、理論を語りながら、CDの紹介もあり、歴史もあるといったバランスのよい著書であった。

紹介されるミュージシャンは、アート・テイタムからはじまり、チャーリー・パーカー、マイルズ・デイヴィス、オーネット・コールマン、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンスという章立てになっていて、その中で、それらのミュージシャンに関係するミュージシャン、理論などが並行して語られるという仕掛けである。

高校生の頃から大学の頃に聴き、それ以後聴かなくなってしまったオーネット・コールマンのジャズは、本書を読んで、再び聴きたくなったし、それぞれ個性的なジャズマンを厳選して紹介してくれているので、再びジャズに挑戦しようとするものにとってはポイントが絞りやすく、読みやすかった。

結論から言うと、ジャズは知的な音楽である、ということ。ただし、紹介されたミュージシャンたちは麻薬に溺れた者たちが多かったことは気になるが、ジャズ的な感性は魅力的であることを再認識できたことは大きかった。現代芸術に親しむようにジャズを楽しめばよいということ、つまり、ジャズは現代人の教養として不可欠であることが本書を読んで確信したことである。

「ジャズとは1分の曲を1分で作曲することである。」 ー ビル・エヴァンス

by kurarc | 2019-05-10 23:36 | books

ムサシノキスゲの季節

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ムサシノキスゲの季節がやってきた。いつもは府中の浅間山公園に見に出かけるのだが、今年は仕事多忙で行けるかどうかわからない。

そのかわりに、井の頭公園ですでに開花したムサシノキスゲ(上写真)を鑑賞できた。初夏が訪れたことを教えてくれる花である。

いつか、井の頭公園も浅間山公園のように、この花が群生し、キスゲ色に染まる斜面が現れることを期待したい。

by kurarc | 2019-05-10 01:37 | 武蔵野-Musashino